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足で稼ぐ

研究会の締めにフィールドワークを1日半しました。(分科会ごめんなさい)
自分自身の目で見て、体験することの価値を改めて感じました。
フィールドワークの最中も問いが生まれ、考えて、つなげて…頭も体も疲れました。
いくつか考えたことの整理をします。

①鎌倉の特色
最初に国宝館に行きました。
まず初めに入館料500円、安い…。
「鎌倉市の援助があるのかな。奈良だったら…。」

中に入って
「すご!でも仏像のリメイク感がすごい。目玉ビー玉みたいじゃん。奈良だったら…」

と比較している自分がいました。
総合の分科会で「地域と地域を比較することで特色がよく見える」を実感してました。

鎌倉は修復に現代を取り入れる感じがする(国宝館、建長寺、円覚寺など)
 一方で奈良の修復は当時のイメージ 
 この差は…予想

・鎌倉は滅びたり、関東大震災の影響で「なくなる」が多い。新しく作ることに抵抗がないのではないか。
・江戸・明治に再興した経緯や都心に近いという地理的要因

フィールドワークでさまざまな事象に出会う度に更新する感覚が楽しかったです。」

②坐禅体験
授業で鎌倉や室町は終わりましたが、「禅」の影響が大きいように感じていました。
そこで、早朝に報国寺の坐禅体験へ。
「厳しい坐禅体験のため、覚悟して…」
本当にきつかったです。
「調身・調息・調心」の考え方に沿って、
正しい姿勢、10数える呼吸、雑念を払う。

これができないできない。
ただ「シンプルにする」という感覚はとてもありました。
この考え方が建築や庭園などからも感じられました。
奈良はもちろん、京都とも違う感覚。
これは見ないとわからなかった。

③地域への愛着
研究会の総合の授業で鎌倉魅力再発見の授業がありました。
中学生に「おすすめの鎌倉」を聞いてみました。
数名と話す中で気になる子が一人。
「僕は妙本寺がおすすめです。観光地としてはそんなに有名ではないですが、鎌倉の良さが詰まっている。自然と建物の融合もそうですが、あの静かな空気も好きです。」
と語る子。面白い。行ってきました。
すごくよかったです。
インターネットを検索すればすぐに色々なおすすめが見つかるし、
みんながいいというところはおすすめにしやすい。
でも、「自分なり」って本当に強いなと改めて。


実際に出向いて、足で稼がないと見えないことってたくさん。
疲れたけど、いい疲れ。
早くお家に帰りたい。

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