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2月5日 AIについては正しく向き合いたい

2月5日です

先週のことですが、今の生成AIについての疑問についての意見をもらいました。
「どこかで(AIに頼っていると)大トラブルが起きるのでは?」
と。

これ、他の方の多くにも同じ意見があるように思います。
私も人工知能については楽観論、悲観論ともに多くの本を読んできました。

シンギュラリティが到来した後、制御不可能になるといったものや、そもそもシンギュラリティに達しないという予想。人間が人間である意味を喪失するからやめた方がいいという意見。

今のところ、私の意見としては、以下の通りです。

・AIへの流れは不可避。弊社でAIを忌避することは無理。
・AIは作業の代替ツール。思考の代替ツールではない。

一つ目は、弊社がAIを辞め、人間の脳と思考だけで勝負するのは、現実的に無理でしょう。

まず、他のAIを使いこなす会社に速度で負けます。AIを使った場合と使わなかった場合で速度の差は開く一方です。これは残念ながら認めるしかありません。AIなんてと下に見ている間に、AIを使いこなす人材に仕事を奪われていくことは必定です。すでにそういう例を周りでたくさんみていますし、これからその流れはより顕著になるでしょう。

二つ目は、あくまで作業の代替ツールです。考える葦としての人間の本質までAIに渡すことはありません。考えるから人間であり、そこをAIに渡してしまうと、そもそも会社である意味はありません。

ある会社の担当者が弊社に発注をする際、人に対して発注するのであり、AIに対して発注するのではありません。共遊開発の際、目の前でAIに聞きながら返答する担当者よりも、その人の培った経験をもとに素早く返信をもらえる方が人は安心すると考えます。

この考えを前提にしたいと思います。

今の弊社のメンバーは、AIを作業の代替として使っていてくれているはずですが、これが将来、思考をやめ全部AIに頼るようになると問題です。つまり本人の知見やスキルはスカスカなのに、全部をAIに頼るようなメンバーが現れれば要注意と思っています。

私も自分が存命のうちに、シンギュラリティが到来すると言われる2045年を迎える気がします。その時までに、人間とAIの関係においていくつかの大トラブルも起きるだろうと考えています。


私はそれを天災由来によるトラブルだろうと考えています。

今のわが国が首都圏直下型地震と南海トラフに由来する地震と富士山噴火の三つを同時に食らった場合、電子機器の類は大ダメージを喰らうはずで、その時にAIに頼っていると思わぬ損害を喰らう気がします。
ただ、それはAIよりも一つ前の世代のインターネットやPCなどのデバイスも含めての障害です。

そうなるともうAIどころではなく、そもそもITに頼った社会そのものが根底から崩れるかもしれないと考えています。
そうなったら、弊社自体も存続が難しいかもしれません。
私が恐れるのはそれです。

AIについては避けるのは禁物。ただし、依存もしない。
何が起こるかわからないので、把握はきちんとしておきましょう。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。