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8月23日 同調圧力には負けない心で

8月23日ですね。

今日は予定によると夏の高校野球の決勝です。

野球史が好きな私のような人にとっては、慶応が決勝に出てくることだけで気持ちが上がります。

今回も103年ぶりだそうです。決勝に進むのが。
海の向こうでは、大谷選手が百年前の記録を次々と掘り返していますが、慶応も負けじと百年前の野球を今の世に蘇らせてくれます。

ただ、今回の慶応は、かつての古豪が復活したこと以外の話題を提供してくれています。高校野球のあり方に一石を投じるような髪型を筆頭に、伝統美に拘らないスタイルによって。

そもそも高野連の硬直性としてよく揶揄される伝統美も、決して昔から全員がそうだったわけではありません。この記事のように。
https://number.bunshun.jp/articles/-/858535

私は高校野球が好きです。歴史も含めて。今は時間がとれませんが、毎日でも見たいと思います。

ただ、歴史が好きだといっても、選手たちに丸刈りになってほしいとは思いません。髪型と野球のプレーには関係ないと考えます。
もし慶応の関係者が同調圧力のような受けたとしても、そんなものには負けないでほしいと思います。

仕事をしていても、同調圧力を感じる場面は結構あります。
数年前までは背広ネクタイに通勤が当たり前でした。昨今ではマスク着用も同調圧力の一つでしょう。
そうした同じ装いをしなければならないのはどうかと思います。
人によっては背広にネクタイをしないと集中できない、という方もいるかもしれません。ですが、私はどんな格好でも平気です。であれば、同じ格好をする必要はないはずです。

もちろん、同調圧力に従っていさえすれば物事が万事うまく進む時代ならよいのです。高度経済成長期のわが国のように。
ですが、今はそうではありません。

同調圧力は自分自身の心を蝕むことがおうおうにしてあります。自らを曲げてしまうことによって、心の中に積もり続ける屈託によってパフォーマンスを落とすぐらいなら、自分の好きな格好でよいと思うのです。

もちろん、同調圧力とされるしきたりがすべて悪いとは思いません。例えば人のものを盗むのは良くないとか、人を殺してはならないとか。そうしたものは同調圧力として有効でしょう。

ですが、今回のように頭髪のスタイルなど、同調させること自体が目的の同調圧力は従う意味もないと考えます。

ましてや、これからは多くの作業を人工知能が担っていくはずです。
人として個性を活かさなければ。
個性を出さねば仕事すらもらえない時代に入っていくはずですから。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
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