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【剣闘アイテム発掘】SECRIDウォレットがあればあなたのデータカードダス人生はより豊かに……はなりませんでした

こちらは俺が長年使っていたカードケース。ポケットを入れたり出したりする際の摩擦と汗でボロボロになった。それはそれで歴戦感はあっていい味を出しているが、そろそろ新しいのも欲しい。

というわけで買ってきた。SECRIDのウォレット。ずっと欲しかったよね。

全部広げるとこんな感じ

実はこのウォレットにはギミックがある。ここに小さいレバーみたいのがあるだろ?

それを動かすと、ケースの中からカードが棚田みたいに出てくる。かっこいいだろ?Suicaくらいの厚みのプラカードは6枚入れる。

そんで俺は思った。SECRIDのウォレットを使えば、よりスマートにデータカードダスを遊べるじゃないかと。俺はさっそく本棚の奥からカードバインダーを引きずり出した。

しかし現実は理想に一歩及ばず、アイカツカードは一般のプラカードより少々横幅が長かったため、ケースのスロットに入れられなかった。

横のポケットにねじ込めたが、かなりギチギチ。一つのポッケにコーデ一式を入れるのは無理そう。

プリチケはもっと無理。デカすぎるぜ。

残念でならない。SECRIDウォレットの購入にあたってこんなエピソードまで用意したというのに。

「うおっ」
「あぃてっ」
シッピングモールIRONの中、ふたりの男は互いに肩がぶつかった。
「おいどこ見て歩いてんだよ」
ジャンパーを着た男はそう言ってメンチを切る。スーツ姿の男が目を泳がす受け止める。
「ごめん。僕がわるかった」
「ごめんで済むなら警察いらねぇよ!」
「じゃどうしたい?ここで闘り始めてもいいが、僕には家庭があってね。もしここで君に不可逆な怪我を負わせたら色々と面倒だ」
「へっ、言うんじゃねえか、オッサンよぉ?むぅ?」
ジャンパー男はスーツ男の右手に注目した。親指、中指、薬指の第一関節が異様に太い。
「オッサン、もしかしてアイドルやってんのか?」
それを聞いたスーツ男は目の色が変わった。
「そうだが……もしや君も?」
「なら話が早い。アイドル同士なら、アイカツで白黒つけろや」
「ああ」
何らかの合意と取ったふたりがやってきたのはモール内のアーケード、データカードダスアイカツ!の筐体の前。ジャンパー男はバックバックを探り、パンパンに膨らんだカードバインダーを取り出す。
「どうしたオッサン?てめぇも早くバインダーとかケースを取り出せ」
「僕はそんなもの持っていないよ」
「持っていない?おいおいおい……じゃあどうやってアイカツすんだよ?しばくかおい?」
「落ち着きなさい。カードは持っていないとは言ってないさ」
スーツ男はジャケットの裏からSECRIDウォレットを取り出し、レバーを引いた。するとアイカツパスとアイカツカードが棚田の形状にせり出すではないか!ジャンパー男は目を見開く!
「か、かっけぇ!なんてスタイリッシュ!なんだそのかっこいい道具は!?」
「SECRIDウォレット、カードをよりスマートに収納、スマートに展開する。重苦しいバインダーとケースにサヨナラ!データカードダス人生をよりよくするアイテムさ!」
「くぅ~俺も一個欲しいぜッ!」
「では一戦を交わしてから物理店舗に行こう!」
「おう、負けねえぜ!」

というわけで、データカードダス用のウォレットも検討してくれませんかねSECRIDさん?そうすればいい歳してデータカードダスに夢中の大きなお友達がいっぱい買って売り上げが爆上げと思いますんで、はい。


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