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代替肉は甘えなのか?

数年前ヴィーガンが活発に騒ぎを起こしていた際、度々代替肉の話が挙げられなすた。それを見てあなたは「代替”肉”だァ?あれほど肉を食うなと叫んでおいて肉のまがい物ならOKなの?やはり肉に未練があるんじゃね?」とう思わなかったでしょうか?

確かに本物の肉の代りに大豆繊維で出来たベジバーグを食べるのは若干欺瞞っぽくに見えて「お前らの信仰はその程度かよレタスと豆腐でも齧ってろよ」と言いたくなります。私も以前は代替肉をさんざん食わされて嫌いでしたが、とあるサマーキャンプで修行僧が食べるいわゆる「清浄な食事」を経験した後に考え方が変わりました。代替肉があるため食の選択肢が増えて、大変助かる存在です。

ではなぜ代替肉が作られるか、それはやはり善意だと私は思います。

人は生きている限り食事をとらなければなりません。どうせならなるべく美味しく楽しく食べたい、それが人の性です。ベジタリアンとヴィーガンは自らそのライフスタイルを選んだならまたたしても、ある日突然仏教学校に入学したり、医者や聖職者に「今日からは肉禁止」と言われたり、急に徳を高める必要があったりなど、不本意ながら菜食を強いられる人がいます。そんな彼らにいきなり野菜三昧はハードルが高すぎて、段取りが欲しいところです。

そこで代替肉の出番です。大豆から精製した代替肉は構造が豆腐より強靭で形が崩れにくく、炒めたや焼きなどの調理方法に適します。従来のレシピ通りに料理できますので食事の幅が一気に広がります。

ではどんな料理ができるか見てみましょう。

このあいだ食べたベジ丼です。写真の右の方にあるのが代替肉です。どんかつか排骨に似せているのでしょうか。私が昔死ぬほど食わされたのがこのタイプです。ベジかつと呼びましょう。

断面はこんな感じ。本物の肉より繊維感が出ています。味に関しては豆のにおいが強いほか、油分が足りない、肉汁がない、旨みが絶望的的にないなど、肉の代りにはけっしてなれそうにないが、そういうものだと思って食べると意外といける感じです。

ベジかつの下、ご飯の上に魯肉っぽいもがあります。これも代替肉と、豆腐の水分をより絞った豆干で作られたものです。これも昔けっこう食べました。完食した感想ですが、ゴーヤが一番おいしかったです。

これだけでは量が足りなかったのでバーガーキングに行きますよ。えっ、菜食を討論する記事なのにバーキンが出ていいかって?大丈夫です、やってますよ、VEGE-BURGERが。

これがベジワッパーです。

パティが代替肉になる以外構成は通常のワッパーとほとんど変わりません。初めてワッパーを開いてみたんですがレタスの量が意外と多いです。玉ねぎが入っているため5辛がだめな人はここでアウトです。トマトのスライスは2枚も入っています。私はトマトは苦手ですががんばります。

切断面。ぱっと見パティの断面が代替品と思えないぐらいパティらしい。気になる豆っぽいにおいがは他の素材と一緒に食べることでほとんどが解消。言わなければ普通のワッパーと思ってしまうほど完成度が高い。バーガーキングの企業努力を感じます。これは一度食べてみてほしい。難点と言えばワッパーよりも価額がワンコイン高いところですかね。

代替肉がこれまで進化してきたとは正直驚きです。数年後に味が本物の肉を超える代替肉が世に出る日がそう遠くないかもしれません。そうなったときは皆でディストピア飯ごっごをやりましょう。「げっ、また大豆ステーキかよ?はぁ……一度でいいから本物のサロイン食ってみたいぜ、レアに焼きあがって血が滴るやつをよぉ~」とね。まあもし出たとしたらベジワッパーを鑑みると本物のサロインより高くなりそうだけどね。

またまた紹介したい代替食品がたくさんあります。機会があればまた会いましょう。では良い代替ライフを。


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