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文学フリマ東京36のレポート

文学フリマ東京36、お疲れさまでした! 初めての文フリ、異常な楽しさでした。終わった後の夜は眠りたくなかったです。それだけ楽しかったのは、お会いした方、全員が素敵な方だったからです。

今回起こったことをまとめました。ぜひぜひ私の幸せなお話を読んでいってください。

※嬉しいと思うことがたくさん起こったので「嬉しかった」ばかり書いてしまっているかもしれません。だからって別に悪いとも思っていません。本当に嬉しかったので!

※この記事は、なんなら「TROIGIE」に掲載した掌編「産生」よりも長いです。

「TROIGIE」をたくさん買っていただいた

旗原が送ってくれた写真。私が自分で「TROIGIE」の写真を撮らない謎は後で解明されます。

旗原理沙子、作田優、芥川心之介の三人で創ったアンソロジー「TROIGIE」。予想以上にたくさん買っていただくことができました。

元々、文フリに向けた発刊部数は50部かなと言っていたのですが、私の独断で倍以上に増やしました。実際、50部だと足りていなかったので、たくさん刷って、来てくださった皆さんに買っていただけてよかったです。
中には「これを買うために来た」「1000円は安すぎる」と言ってくださった方もいて、とても嬉しかったです。

「TROIGIE」は三人で創りました。三人の作品です。しっかり三人分楽しんでください。
ご感想などは「#TROIGIE」をつけてツイートしていただけるとすごく見つけやすいです。既に何件もいただいております。ありがとうございます!

「TROIGIE」が欲しかったけど行けなかった、というお声もいただいておりますが、今後の販売方法については協議中です。事前に決められなくて申し訳ございません。また決まり次第、ご連絡いたします。
※通販に関して、この記事の最後に追記しています。

ちなみに私は一冊持って帰ったつもりなのに無くなりました..。お馬鹿さんなのかな..。
(解明)

私の掌編「産生」については、またいつかスペースなどでお話しできればと思っています。


「TROIGIE」の表紙とTシャツをたくさん褒めてもらえた

「TROIGIE」の表紙は、旗原さんと作田さんと相談しながら、私がデザインしました。
実際どうなんだろう、と不安な気持ちもありましたが、褒めてくださる方が数えきれないほどいらっしゃって、嬉しかったしホッとしたし、自信にもなりました。実際に装丁をされているプロの方からも文フリ後にメッセージをいただき、感無量です……。
やっぱり可愛いよね! 格好いいよね! よかったー!

表紙のデザインを切り取ったTシャツも作って着ていたのですが、こちらも好評でした。仲良し。ギリギリ間に合ってよかった! 作田さんと三人で着たいね。

「太宰治賞2022」もたくさん買っていただいた

一緒に出品した「太宰治賞2022」も在庫ぎりぎりまで買っていただきました。筑摩書房が毎年出版している、太宰治賞の最終候補作品をまとめたムックで、2022年版には私の作品「×没」が掲載されています。
今回、筑摩書房の方にお願いをして、ブースに置かせていただきました。たくさんの方に手に取っていただけてよかったです。

ブースに置かせていただいたこと、そして改めて、第38回太宰治賞で私の作品を評価してくださったこと。本当にありがとうございました。もちろん、これからもよろしくお願いします!

旗原さんの「ごみと碑/いぬのふぐり/二〇二二年恋と森」も相変わらず大人気でした。ちなみに私は目の前に置いてあるのに貰って帰るのを忘れました..。この日まで買わずに我慢していたのに..。どこまでお馬鹿さんなのかな..。

会いたかった人たちに会えた

Twitterで知り合った方々。ずっと会いたいと思っていました。前回の文フリに直前で行けなくなってしまったこともあり、その思いが強かったです。
私は人が大好きで、人と会うこと、お話しすることが大好きです。今回お会いできた方々、皆さん魅力的で、お会いできて良かったと心から思っています。
これからもTwitterで絡んだり、スペースでお話ししたり、読書会をしたり。楽しみにしています。

新たな出会いがあった

逆に、これまで連絡したことのない方もたくさん来ていただきました。小説を書いている人、読んでいる人、いろいろな方と出会うことができて幸せでした。
今後もよろしくお願いします。

にゃんしーさんとお話しできた

にゃんしーさんは、私の創作活動においてとても大きな存在(?)です。いろいろお世話になっているし、作品がすごく好きで、書き手としても読み手としても尊敬しています。
ブースにお邪魔し、福島のお話を買い、たくさんお喋りさせていただきました。これからも、にゃんしーさんの作品を読み続けたいです。1+1は2!

ちなみに、にゃんしーさんが私たちのブースに来られたとき、「TROIGIE」を指差して「これくださいこれくださいこれください」と三回言われたので「三冊ですか?」と返したのを笑ってもらえてよかった〜、と後で旗原と話しました。もし笑ってもらえなかったら地獄だったので!
にゃんしーさんだけでなく、今回はたくさんボケたのですが、みんな笑ってくださってよかったです。優しい。

芥川賞作家の方に来ていただいた

私がにゃんしーさんのブースに行ってたくさん話をしていた間に、旗原が一人で店番していたブースに芥川賞作家の方が来られていたと聞き、私はにゃんしーさんとたくさん話したことを後悔しそうでした(もちろんボケです)。

その後、また来てくれないかなと思って、ずうっと立ってキョロキョロ探していたら目が合って、来てくださりました。

「TROIGIE」を買ってくださったこと、表紙を褒めてくださったこと、お願いに答えてくださったこと、本当に感謝しています。ありがとうございました。次の作品も楽しみに待っています!

作家さんから「×没」のご感想をいただいた

他にもたくさんの作家さんが来てくださり、とても嬉しく、刺激を受けました。
中には「×没」を良かった、面白かった、またいつか「×没」について話したい、と言ってくださった方々も。作家さんが読んでくださっただけでも嬉しいのに、褒めてくださるなんて……。ありがとうございます。

そして、私が今回お会いした中で最も驚いた方。来てくださるとは、夢にも思っていなくて。お会いしたのは初めてでしたが、ずっとずっと気になっていたので、ブースに来られてお顔を拝見した瞬間にすぐ分かり、鳥肌が立ちました。感想のお手紙をいただき、受け取った手がずっと震えていました。本当に本当にありがとうございます。私も絶対にお手紙を書いて、なんとかして届けます。
受賞、おめでとうございます。私も頑張る。




まだまだある

まだまだ書きたいことがあります。「夏影は残る」で第30回やまなし文学賞を受賞された作家の杉森仁香さんとボクシングの話をしたときに「あくたんさんは腕が長いから~」と言いながら座ったまま軽く出されたパンチのキレがえぐかったとか、「夏影は残る」の装丁を担当されたデザイナーの麻生誠治さんがお餅をくれたときに誤って私たちの商品の上にお餅を置いたのをその時はなんとも思わなかったけど今振り返って客観視するとめちゃくちゃ面白すぎるとか、96年生まれの同い年で作家として大活躍中の実石沙枝子が爆発的な声量をまあまあセーブできていて感心したこととか、Youtubeで小説の紹介をされているマイスさんが私たちのブースの前を通るたびに「はじめまして」って言って騙せば毎回買ってくれるかなと思っていたけど上手く騙せず一冊しか買ってもらえなかったこととか、前日にお会いしたときにキュートすぎる宇宙人風の服を着ていたお友だちの画家さん石松チ明がまた別のキュートすぎる宇宙人風の服を着て来られて危うく太陽系外惑星に連れて行かれそうになったこととか、私が一人でブースにいた時にTROIGIEを手に取ってくださり「すごく良い。このまま書き続けてたらどこかにひっかかるんじゃないかな」と言ってくださったおじさまに「よく本とか読まれるんですか?」と聞いたら笑いながら「まあまあ……仕事上そういう機会が多いので」と言われ「もしかしてこの人は私が知らないだけでめちゃくちゃ有名な大御所さんなのでは……」と思い、なんでこういう時に限って旗原がいないんだと絶望したこととか。
いろいろありましたが、すべてのシーンが最高でした。

















旗原さん、ありがとう。作田さん、ありがとう。

個人的にも伝えていますが、改めて本当にありがとう。

リーダー的存在として、私たちをまとめながら、責任をもってたくさんの準備を一人で進めてくださった旗原さん。本当に大変だったと思う。大きなミスなく終えられたことも、旗原さんのおかげです。それから、何度も私のわがままを聞いてくださって、本当に助かりました。当日のブースでも、相変わらずほにゃほにゃしていてよかったよ。またデュエルもしよう! 次こそは必ず、我が聖獣が貴様の腐った羽根を食い尽くす!
お疲れさま。ありがとう。

私と旗原さんが何度も何度も無理を言って、最終的に三人で創ることを受け入れてくれた作田さん。大変な中で「TROIGIE」に欠かせない一色として大活躍してくれました。ブースに来てくださった方の中には、会場に来られなかった作田さんと会えないのが残念って人や、作田さんのスペースを聞いて来た、noteを見て来た、という人がたくさんいたよ。やっぱり私は、さくたんと創ることができて良かったと思ってる。きっと買ってくださった方にも、そう思ってもらえるよ。
お疲れさま。ありがとう。






#文学フリマで買った本

今回、私が買わせていただいた本です。

にゃんしーさんの「夏映え」。今まで六作品くらい読ませていただいているにゃんしーさん。福島のお話、楽しみ!

深澤うろこさんの「冷たいポストを抱えて眠る」。文フリ直後から面白いとの感想を聞いており、楽しみ!

杉森仁香さんの「間引全集」「スクラップブック」。デビュー作にはキュンキュンしたので、きっと今回もキュンキュンすることでしょう!

高橋文樹さんの「アウレリャーノがやってくる」。ずっと気になっていたので、ご本人様から購入できて嬉しい!

つづきさんの「夜想曲」「さがしもの」。つづきさんのお話が面白いという噂を聞いていたので、マストでした! 楽しみ!


読むのがとっても楽しみです!!


買えなかった本、立ち寄ることができなかったブースがいくつかあります。「芥川賞作家の方に来ていただいた」に書いたようなことが平気で起こってしまうので、ウカツに動けず..。Amazonで購入したり、ご本人に連絡してみたりする予定です。


【追記】たくさん届いています。




サインをいただきました

この三冊は文学フリマで出品されたものではありません。私が持っていたものを持参して、サインをいただきました。

石松チ明の画集。宇宙人です。前日に画集をいただいたのですが、キュートなサインをもらうの忘れていました。だからサインしあいっこしたね。次は絵しりとりしよう!

実石沙枝子の小説「きみが忘れた世界のおわり」。大声人です。デビューしたのが嬉しくて三冊買ったのに、誰よりもたくさん買ったのに、前回の文フリは私が行けなくてサインもらえなかった……。来てくれてありがと!

何度でも登場する杉森仁香さんの小説「夏影は残る」。パンチ人です。今回買った本と合わせて三冊、全部にサインをいただきました。今度はミットを持たせてください!








おわりに

長いねん!!!!!!!

どれくらいの方が、ここにたどり着いたのでしょう。完全に自己満でした。清々しいです。

疲れたのでちゃっちゃと終わります。皆様、本当にありがとうございました。





【6/4 追記】

TROIGIEの通販を開始しました

以下サイトからご購入いただけます。ぜひぜひ、三色のお話をお楽しみください。

※今のところ在庫の追加は予定していません。




【6/7 追記】

TROIGIEの通販を終了しました

通販分の在庫が完売しました。たくさんの方に手に取っていただけて嬉しいです。
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