『モンスター』
モンスター♪
さあお前の出番なのよ〜♪
モンスター♪
満月だわ〜♪
ワォワォワォ〜♪
モンスターと聞いて
ピンクレディの
『モンスター』をイメージした人は
間違いなく昭和です。
令和のモンスターと言えば
現スーパーバンタム級
4団体統一王者に君臨する
井上尚弥選手です。
井上選手は
世界4階級を制覇して
パウンド・フォー・パウンド
(ボクシング界のMVP)を獲得した
スーパースター。
TVerで
『密着✖️モンスター井上尚弥〜伝説』
を見ました。
実に興味深い内容でした。
エピソードがまた凄すぎる。
井上選手が
高校3年の頃、
元世界3階級王者・八重樫東選手を
倒した話を大橋会長がされていた。
八重樫選手は
恐ろしく強い尚弥さんに
『今日は尚弥練習に来ないでくれ』
と思ったこともあるそうです。
(以前、Yahooニュースに書かれていた)
お父さんも
尚弥は
最初から距離感とか
大事なことができていて
2つ3つ抜きん出ていたと
話されていました。
見たイメージを
自分の身体で再現できるのが
最大の武器なんでしょうね。
選手としての経歴は
私がここで語るまでもないので
割愛しますね。
映像を見て
もっとも印象に残ったのは
井上選手と関わる人が
かなりの影響を受けていることです。
先ほどでてきた
八重樫さんもそうですが、
井上選手が
日本チャンピオンになった時の
チャンピオン田口良一さんの話も
良かったです。
元いじめられっ子だった田口さんは
日本チャンピオンの初防衛戦に
あえて井上選手を指名して
タイトル戦をします。
結果は井上選手に判定負けましたが
逃げたと思われたくないと
果敢に挑んだのです。
(井上選手が唯一ダウンさせられなかった相手)
しかし、その後に
ライトフライ世界チャンピオンになり
7度も防衛しました。
『井上選手と戦ったことは
一生の誇り』
と語られました。
対戦が経験値になり
以降、
『井上選手より弱いはず』と
思えたそうです。
モンスターの弟である
井上拓真さんも
WBA世界バンタム級王者になられた。
同じジムでモンスターの兄と
共に練習をしています。
練習環境面は
間違いなく恵まれていると思う。
最高の手本が目の前にあるから。
しかし
常にモンスターの兄と
比較される人生って大変だろうなぁ。
私には考えられない
プレッシャーと戦っているはず。
キツイなぁ〜
なんと
井上尚弥選手は
この10年間、
世界戦しかしていない。
こんな選手は中々いないでしょう。
井上選手は
『判定でなら勝てるが、ファンも納得しない』
『ファンがこういう試合を見たいという試合をしている』
と語られました。
ただ、勝てばいいのではない。
ファンの気持ちを
すごく意識されていて
常に予想を超えたいそうだ。
これって
noteでいうなら
読者の期待を上回りたいと
言っている感じなんでしょうか?
岸田奈美さんとかなら
この気持ちわかるんでしょうか?
メチャンコしんどそう!
『こんな普通の文章ではダメだ』
『もっと冒頭の入り方を工夫しないと』
『オチが弱いな。これくらいのオチは100人くらいは考えるはずだ』
自分に厳しい姿勢は
まるで修行僧を思わせる。
昔の文豪が苦悩されたのも
ひょっとしたら
これに近い感覚はあるのかな?
モンスターには
モンスターにしかわからない
苦悩があるんだと感じましたね。
日々
自分の身体をギリギリまで鍛えて
対戦相手の対策を練り
ファン目線までも意識している。
モンスターになるのも
大変です。
藤井聡太さんや
大谷翔平選手ならば
井上尚弥選手の気持ちを
理解できるんでしょうか?
ここまで書いて
藤井聡太さんの
師匠の本を読みたくなりました。
今から買ってきます。
井上選手の話は壮大すぎて
どう締めてよいのか
完全に迷子になりました。
こんな日もありますよね。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。