“コージー劇場”だった今週の『おかえりモネ』ほか
朝岡(西島秀俊さん)が気象キャスターを辞めると発表。8年前の東北での土砂災害と朝岡の苦悩が明らかとなった朝ドラ『おかえりモネ』第14週「離れられないもの」(66~70回)でしたが、実質はモネ(清原果耶さん)の父・耕治(内野聖陽さん)の独壇場、“コージー劇場”であったなと。
「#俺たちの菅波(坂口健太郎さん)」が、初めてモネを食事(47分限定蕎麦)に誘った火曜日。思い悩むモネの頭(頬?)に触れそうになった菅波先生でしたが、運悪く上京してきたコージーに目撃されてしまう展開。
水曜日。コージーと祖父・龍己(藤竜也さん)の“永浦組”二人の迫力からの牡蛎パーティー。相変わらず菅波先生に警戒露なコージーは「おとうさん」発言に絡む絡む。最後は娘の職場偵察で、“運命の人”朝岡との出会い、で引っ張って翌日へ。
木曜日は、ドラマ『きのう何食べた?』ファン待望のシロさん&ケンジが再共演。朝岡の苦悩を、コージーの前向きでどこまでも明るい存在が救ってくれました。サヤカ(夏木マリさん)が、かつて祈った「どうかあの子によい未来を」に通じるコージーの言葉こそ、この作品のメッセージ。
「娘たちだけじゃないな。子供たち全員に言ってやりたい。どうなるかわからない世の中、どこに行ったって構わない。ただ、お前たちの未来は明るいんだって。決して悪くなる一方じゃないって、俺は信じてえ。言い続けてやりてえ。」
感動話からコメディタッチへと緩急をつけた金曜日。菅波先生を強引に呼び出したコージー。完全に彼氏と早とちりし、「百音をよろしく頼みます」と公認。菅波先生も、まさかのモネの本名を知らず(笑)。そして、妻・亜哉子(鈴木京香さん)の指摘に、地団太を踏むコージ。最高でした。
来週は偵察に来たみーちゃん(蒔田彩珠さん)とモネの、りょーちん(永瀬廉)を巡る確執がメインになるようですが、菅波先生とモネのサメ展デートの行方と、美波(坂井真紀さん)の母として、草村礼子さんが登場するのも気になるところ。ドラマ『その女、ジルバ』のひなぎくさんです。
続いては、全裸で発見された漂着者・通称ヘミングウェイ(斎藤工さん)の周りで、不審な事件が次々起きていく衝撃作『漂着者』第4話。
ヘミングウェイの前に「あなたの婚約者です」と、現れた妖しい美女・古市琴音(シシド・カフカさん)。しかし琴音は、彼の名前すら知らず、「婚約していたのは1400年前」と平然と言ってのける。詠美(白石麻衣さん)は琴音の腕に、ヘミングウェイと同じ柄のタトゥーが入っていることに気づく。
死亡した准教授・古郡(森準人さん)から、殺された国原(船越英一郎さん)の研究データーを受け取っていた詠美が、ロシア人に急襲され連れ去られそうになるも、柴田(生瀬勝久さん)が阻止。生瀬さんが、格闘系もこなす“こめかみ血管刑事”という設定は珍しい気も。
さらに幼稚園児13人を乗せたバスが行方不明に。本来の運転手は死亡した模様で、ヘミングウェイが遺体が埋められた場所を言い当て、偽運転手に琴音が関与。今週も全貌がつかめないまま。とりあえず、琴音が食べていた蕎麦が美味しそう。