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オリジナルに良作多し…冬ドラマ反省会
2022年冬ドラマもほぼ終了。例の感染症に加え、遠い国の戦争のニュースが連日伝えられ、なんだか重い気持ちになりがちですが、そんな時こそフィクションであるドラマ世界は癒し。というわけで、冬ドラマをまずは世帯視聴率な上位作から見てみましょう(朝ドラと大河除く、3月24日時点)。
ゲスト俳優には手練れを投入。素晴らしいのは、それぞれの見せ場をじっくり映すところ。何もかもポップにして台無しになるドラマが量産されている昨今、この作品は肝になるシーンが情緒的。菅田が真相を解明するのだが、犯罪に至るまでの過去の映像の入れ方が秀逸だと思ったhttps://t.co/yk48lF0I2n
— デイリー新潮 (@dailyshincho) March 15, 2022
1位『DCU』 最高視聴率16.8%(平均14.5%)
2位『ミステリと言う勿れ』 最高視聴率13.6%(平均11.9%)
3位『となりのチカラ』 最高視聴率11.5%(平均9.2%)
4位『ドクターホワイト』 最高視聴率11.4%(平均8.9%)
5位『真犯人フラグ 真相編』 最高視聴率12.4% (平均8.6%)
視聴率的には今期もTBS日曜劇場枠強し。とはいえ、実は『ミステリと言う勿れ』以外は途中で脱落しました。
続いては、作品の質的評価の一つの指標である、オリコン「ドラマ満足度調査」を見てみましょう(3月7日放送分までを集計)。同指標は、「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」に、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1~20ポイントとし、計100ポイント満点で集計。
ドラマ『妻、小学生になる。』
— NEWSポストセブン (@news_postseven) March 17, 2022
「おじさん、誰?」の一言で視聴者を驚かせた
子役 #毎田暖乃 の名演技
特に、第7話のクライマックスで、万理華の中から突然貴恵の存在が消えた時の演技の衝撃は凄まじかった。#NEWSポストセブン #芸能記事https://t.co/QX2T29STRu
1位『ミステリと言う勿れ』 92p
2位『妻、小学生になる。』 82p
3位『真犯人フラグ』 68p
『ミステリーと言う勿れ』が内容的にも高く評価されていることがわかりますし、視聴率的には6~7%台と低迷している『妻、小学生になる。』ですが、作品としては高水準ということを反映しているのでしょう。
さて、最後に自分の中での冬ドラマを評価します。1話はほぼ全て見ましたが、2話目以降は今回も脱落した作品続出。最後まで継続が11作品、リタイアが19作品でした。
『恋せぬふたり』が教えてくれる、性のグラデーション。“曖昧な色合い”が混じり合える社会になれたらhttps://t.co/EydSyBs8Zn#恋せぬふたり #ドラマ #アロマンティック #アセクシュアル
— mi-mollet/ミモレ (@mimollet2015) March 13, 2022
1位『恋せぬふたり』
2位『ミステリと言う勿れ』
3位『おいハンサム‼』
4位『妻、小学生になる。』
5位『封刃師』
番外『ユーチューバーに娘はやらん!』『鉄オタ道子、2万キロ』『#居酒屋新幹線』『しもべえ』『部長と社畜の恋はもどかしい』
似たようなドラマが毎クール量産される中、非恋愛の男女の“家族”への模索を描いた『恋せぬふたり』は、恋愛ドラマに一石を投じたという意味でも貴重。『おいハンサム‼』も独特な雰囲気を醸し出す作品で、『封刃師』の世界観もなかなか斬新でした。いずれもオリジナル作。