ドラマ日記『パリピ孔明』(第5話)& 『コタツがない家』(第2話)
中国三国時代の名軍師・諸葛孔明(向井理さん)が、現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す一人の少女・月見英子(上白石萌歌さん)を軍師の如く成功に導いていく音楽青春コメディ『パリピ孔明』の第5話。
諸葛孔明は、超大型フェス・サマーソニアの出場権をかけて、月見英子のライバルとなる仮面アイドルユニット「AZALEA(アザリエ)」について調べていた。その頃、英子は路上ライブで出会った久遠七海(八木莉可子さん)とすっかり打ち解け、セッションを重ねていた。
「AZALEA」が、SNS10万いいね企画の期限3日前にイベントを行うことまでは判明。さらに詳しく調べるため、会社に潜入した孔明でしたが、プロデューサーの唐澤(和田聰宏さん)にすぐに見つかり。あの姿ですから当然ですが。これも何かの策?
一方、英子がサマーソニア出場を目指していることを知った七海は、自分がその「AZALEA」のメンバーであることを打ち明け。唐澤にそれまでの音楽を全否定されても、売れるために現在のスタイルを選んだという過去も告白。これって、perfumeがモデル?
「AZALEA」のイベント当日。「なければ借りればいいのです」という孔明の策により、英子らは「AZALEA」になりすまして会場に先回り。演奏を初めて、いいねを集めようとするのですが…次週へ。
高圧的ながら、根の部分ではプレイヤーへの敬意を持っている唐澤を演じる和田さん。ドラマでよく見る顔ですが、2004年の『東京湾景』で、仲間由紀恵さんの恋人役に大抜擢。ドラマとしてはイマイチでしたが。
福島県岩瀬郡天栄村出身。今も現存する村って珍しいですが、なかなか魅力的な場所のようです。漫画家のつげ義春さんが昭和40年代に訪れ、「来てよかった。いままでで最高の所だ」と絶賛。現在は「つげ義春資料館」があるようです。また、『どんぐりの家』『聖 -天才・羽生が恐れた男-』で知られる漫画家・山本おさむさんも在住。
伝説のやり手ウェディングプランナーにして会社社長の深堀万里江(小池栄子さん)が、売れない漫画家の夫・悠作(吉岡秀隆さん)と人間不信の息子 ・順基(作間龍斗さん)、熟年離婚した父親・山神達男(小林薫さん)の3人のダメ男を養うハメになる、笑って泣けるネオ・ホームコメディー『コタツがない家』の第2話。
深堀家に達男が来てから5日が過ぎた。万里江は、以前は泊まることを嫌がり、ホテルを取っていた達男が、なぜ今は居続けているのかわからず不安を覚えるのだった。そんな中、突然、順基が、大学の推薦を断ると言い出し、万里江は猛烈に反対する。
悠作と達男の対立が前面に出てきた今回。達男は悠作の行動を観察しメモ。そのダメダメぶりを万里江に訴え。一方、悠作は編集者・土門(北村一輝さん)から、怒りが創作の元ならば、達男との同居をネタにしたらいいと提案され。
実は投資詐欺に遭い、全財産を亡くしていた達男。ここぞとばかりに達男を皮肉る悠作。怒って出ていく達男を追いかけてなだめる万里江。もうしばらくの同居を悠作に頼むと、「俺に大きな貸しを作るってことになるんだけど、そこらへんは大丈夫?」とお前が言うかの上から目線。
にしても、フジテレビ『Dr.コトー診療所』でも最終的には義理の親子になった吉岡さんと小林さんが、日本テレビの本作では真逆の関係なのが面白いですね。日本テレビ『家政婦は見た!』→日本テレビ『家政婦のミタ』→テレビ朝日『家政夫のミタゾノ』にも似た、パロディ。
余談:NHK『SONGS』JUJUさんの回が最高でした。「昭和歌謡スペシャル」と題し、京都のスナックにJUJUさんと大泉洋さんが来店という設定で、昭和歌謡で盛り上がり。アン・ルイスさんの『あゝ無情』のカッコよさよ。それをアレンジして、JUJUさんが歌う『あゝ無情』のゴージャスさ。必見必聴。