ドラマ日記『元彼の遺言状』(第3話)&『恋マジ』『じぞ恋』(第2話)

敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるかさん)が、毎度殺人事件に出くわし、狙ったお金のために渋々事件を解決する、痛快リーガルミステリー『元彼の遺言状』の第3話。

「くらしの法律事務所」を村山弁護士(笹野高史さん)から引き継ぐことになった麗子は、篠田敬太郎(大泉洋さん)を住み込みで働かせることに。そんなある日“武田信玄”を名乗る男から弁護依頼の電話が入る。

タイトルと同名の原作小説は、初回と第2話で終了。第3話は『剣持麗子のワンナイト推理』の「第一話 家守の理由」が元になっているようです。大手弁護士事務所から、町弁弁護士事務所を引き継いだ剣持。

ツツジの色の変化に、死体が埋まっているのでは?という推理は間違いで、土壌で色が変わるのはアジサイぐらいという話で、ドラマ版『世界の中心で愛をさけぶ』を思い出しました。ドラマ版ヒロインを演じていたのが綾瀬さん。丸坊主はできなかった石原さとみさんの代役ブレイクという伝説も。

「恋愛は無駄」と考え、男性経験ゼロのデザイナーの純(広瀬アリスさん)が、恋愛刹那主義のギャルソン兼見習い料理人の柊麿(松村北斗さん)と出会うことから始まる男女6人の群像ラブストーリー『恋なんて、本気でやってどうするの?(#恋マジ)』の第2話。

失恋した純は、アリサ(飯豊まりえさん)と響子(西野七瀬さん)を呼び出し、柊磨に抱きしめられ、部屋に誘われた事を報告していると、高校時代のラクロス部の元チームメート・大津浩志(戸塚純貴さん)から出張で東京に来ていると電話がかかってくる。

今期2本のドラマに主演している広瀬さん。先日、体調不良で休養という発表がありました。『探偵が早すぎる』続編が好評な一方、『恋マジ』が「昭和的」などと意外に不評なようです。

1990年代のフジの恋愛ドラマを数多見てきた世代からすると左程でもないのですが、純の処女を捨てさせようとするアリサたちが、令和的に見ると違和感なのでしょう。いい人だった大津と初体験しようとするも断られ、“最低な”柊麿に走った純。これからどう転がっていくのでしょうか。

ヨガインストラクターの杏花(上野樹里さん)が、妻に先立たれた辞書編纂者の父・林太郎(松重豊さん)と共に、父娘二人で婚活にチャレンジする物語『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~(#じぞ恋)』の第2話。

杏花は結婚相談所に入会することに。晴太(田中圭さん)から「お見合いAI」で相性ぴったりの男性・瀬川(じろう)を紹介される。一方、林太郎は気になる女性・明里(井川遥さん)と思いがけない場所で再会する。

「サム(something)」とは「友達以上恋人未満の関係」の意味だと、林太郎が初めて知るシーンが描かれましたが、初回に友だち関係になった晴太と杏花が、今回まさに「サム」状態に変化。「好きな人がいる」という杏花の言葉は、晴太に向けられたものなのでしょう。

グイグイとアプローチしてくる杏花の幼馴染の颯(磯村勇斗さん)や、晴太と何やら親し気な高見沢安奈(瀧内公美さん)の存在が、晴太と杏花の「サム」関係をどう動かしていくのか。明里と林太郎に進展はあるのか。婚活で選ばれない男・瀬川役のシソンヌじろうもよかったなあ。



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