ドラマ日記『プリズム』(第7話)&『美空ひばり 魂のラストステージ』
園芸店でバイトする皐月(杉咲花さん)が、ガーデンデザイナーの陸(藤原季節さん)と出会い、そこに陸と旧知のガーデナー・悠磨(森山未來さん)が現れ、3人の想いが交錯する『プリズム』の第7話。
偽装結婚は解消して、本当に結婚しようと申し出た陸に、皐月は返事が出来ない。陸の父、朔治(矢島健一さん)からの融資が打ち切られ、ガーデンの完成にも暗雲が。奔走する陸だが、朔治から思わぬものを渡される。
皐月と陸の両家の顔合わせは当初は和やかに始まったものの、朔治が皐月に子供の数など「普通」を押し付けるような質問を矢継ぎ早に投げかけてきて。融資のためとはいえ、適当にあしらえない皐月は、朔治がいう「普通」に反論。
朔治は陸に、皐月との結婚を止めて見合することを融資継続の条件にするのですが、陸はこれを拒否。会社は立ち行かなくなり、陸含めた社員たちに再就職先を斡旋するということになり。
そんな中、大学を追い出された因縁の相手・朔治に悠磨が会いに行き、陸への融資再開を依頼。「陸と皐月は良好な関係にあります。あなたが望んだような女性に出会えているのです。それを無にするようなことはしないで欲しい」と。
皐月の父(吉田栄作さん)から、朔治に率直な気持ちを伝えるようアドバイスされた陸は朔治に会い、「このまま二人を見守って欲しい。悠磨の件も、あなたが悲しみと思って言えなかった。こんな息子でごめんなさい」と。
悠磨や陸の言葉が響いたのか、章子(霧島れいさん)通じて、悠磨が朔治に送っていた手紙を読むことになった陸。そこには悠磨の本当の気持ちが書かれていて。
「陸君の真直ぐさが怖かった。冷静さを失ってしまう自分も怖かった。いつか陸君が周りの人たちに(差別で)傷つけられることもわかっていたのに離れることが出来なかった。あなたが(介入することで)陸君を守ってくれました。僕は今も陸君を愛しています」
ここで陸の目から涙。そして、悠磨の元へ走り出す陸。置いてきぼりの皐月。プロポーズまでして、皐月と歩みだそうと考えていたはずの陸でしたが、一通の手紙で心がブレブレに。まあ、そういうこともあるでしょうね。
プロジェクトの庭を引き渡すまで、できる限りのことをしようと、悠磨の伝手を頼りに、車に一緒に乗り込んだ陸と皐月。次回は皐月が感情爆発させるようですから、修羅場展開ではあるでしょうが、杉咲さんの見せ場ですね。
追記:美空ひばりさんが福岡の病院に入院していた時、割と近くで働いていて、あそこにひばりさんがいるんだなと病棟を眺めていました。その後、できたばかりの東京ドームでの復活コンサートがありました。
これは今でも、赤い衣装姿がテレビで流れることも多いので、多くの人が知るところですが、彼女の本当の最後のステージを描いたドキュメント『女王 美空ひばり 魂のラストステージ』を見ました。いや、凄かった。ひばりさんは最後まで女王でした。「NHKプラス」で9日まで配信中。
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