ドラマ日記『光る君へ』(第17話)&『アンチヒーロー』(第3話)
平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部(吉高由里子さん)。数歳年上の藤原道長(柄本佑さん)とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第17話「うつろい」。
一命をとりとめたまひろ。乙丸(矢部太郎さん)から道長が夜通し看病してくれたことを知らされる。道長は民を救うべく疫病患者を収容する小屋を建てようとしていた。その頃、道隆(井浦新さん)は体調を崩し衰弱し始める。
死を意識した時、人が執着するものかは人それぞれ。道隆にとっては嫡男・伊周(三浦翔平さん)が次の関白に就くことであり、そのことが兼家(段田安則さん)から自分へと引き継がれてきた家の繁栄と存続を保証するものだと確信していたのですが…。
今週は「井浦新」劇場。伊周を関白にすべく、あの手この手。一条天皇(塩野瑛久)に宣旨を願い出るもドン引きされ却下。弟・道兼(玉置玲央さん)には情に訴え、定子(高畑充希さん)には子を産むよう迫り。最後は御簾を勝手にめくり上げで、一条天皇に「お上!伊周を関白に!」と狂気の沙汰。『平清盛』崇徳上皇を怪演した井浦さんが、再び期待に応えました。
一方、疫病対策のため「救い小屋」建設を計画していた道長は、妻・倫子(黒木華さん)から「財」を使っていいといわれ上機嫌。そこにそっと差し込まれる「悲田院にお出ましになった日、どちらにお泊りでしたの?」の質問。道長は上手く誤魔化したつもりでしょうが…結末はいかに。
主人公・明墨正樹(長谷川博己さん)は、犯罪者である証拠が100%揃っていても、無罪を勝ち取る“アンチ”な弁護士。“アンチ”な弁護士は正義か悪か!?新たなヒーローが常識を覆す、逆転パラドックスエンターテインメント『アンチヒーロー』の第3話。
明墨が弁護するのは、衆議院議員・富田誠司(山崎銀之丞さん)の息子・正一郎(田島亮さん)の暴力事件。 担当検事は緑川(木村佳乃さん)。権力への忖度、司法の膿を“アンチな弁護士”明墨が斬る! この男の真の目的は一体…?
正一郎は以前にも傷害事件を起こしており、目撃者を買収し、コンビニ店員の松永理人(細田善彦さん)に罪を擦り付けていました。その時、松永の弁護士を務めたものの、有罪にしてしまったのが赤峰柊斗(北村匠海さん)という関係性。
明墨が検事側の証拠を潰したと思われた思われましたが、緑川により逆転。明墨はあっさり弁護から手を引き。しかし、結果として議員も正一郎も罪を問われることになり、最初からこれが明墨の狙いだったんでしょうね。赤峰の無念を晴らした形。
明墨の最終的な目的は今週も不明でしたが、5年前まで検事であったことが判明。緑川と同期だったのかな。