ドラマ日記『時をかけるバンド』(初回)
最近のフジテレビの地上波ドラマ(特に月9)は、医療や刑事・推理ものが中心の上に、続編なども多く、中高年向けで安定した視聴率を目指しているように見えます。
一方、フジテレビ公式動画配信サービス「FOD」におけるオリジナルドラマは、若者向けのチャレンジングな作品が中心で、地上波より面白いものも続々誕生しています。
そんな中、8月からFODで配信がスタートした『時をかけるバンド』が19日から地上波でも放送スタート。韓国原案を元に玉田真也や三浦直之ら気鋭の劇作家が脚本を担当。
売れないガールズバンド・ちゃあはん(白石聖さん、長井短さん、大原優乃さん)が、「未来からやって来た」と言う謎の音楽プロデューサー亮(三浦翔平さん)に導かれスターへと駆け上がっていく物語。
初回は、契約解除になりそうな崖っぷちバンドちゃあはんが、亮と出会うことからスタート。最初は反発していた有希(白石さん)も、ついには亮のアドバイスの元、CD手売り作戦を決行…というストーリー。
「未来からやって来た」というのは与太話かと思いきや、ラストでこの物語の構造が明らかに。三浦さんがいう「音楽×ラブコメ×SFと、盛りだくさんですが、話が進んでいくうちに全てが繋がっていきます」に納得。
先日まで『恐怖新聞』に主演していた白石さんの演技にさっそく引き込まれました。そういえば、白石さんの初主演ドラマ『福岡恋愛白書14 天神ラブソング』でも路上ライブをやる役でしたが、歌も上手い。
三浦さんも『M 愛すべき人がいて』に比べると、抑え気味のプロデューサー
役。「未来からやって来た」という伏線も同時漂わせる演技。今後の展開も楽しみ。
追記:主題歌「オレンジ」とエンディング曲「pray」を手がけていた、ロックバンド「赤い公園」のメンバー・津野米咲さんが急死されましたが、楽曲はそのまま使用されています。
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