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ドラマ日記『着飾る恋には理由があって』(最終回)

価値観の違う人々が、ひとつ屋根の下で、さまざまな恋を繰り広げるラブストーリー『着飾る恋には理由があって(着飾る恋)』の最終回。5年後の未来まで描かれました。

SNSが炎上した真柴(川口春奈さん)を見かねた祥吾(向井理さん)は救いの言葉を掛ける。一方、駿(横浜流星さん)は北海道での新店話の件で、心が揺れ動いていた。シェアハウスメンバーは、恋に仕事にと思いが交錯し、将来に向かって歩んでいく。それぞれが出した答えとは…。

恋愛系ドラマには、キャスティング的に最初から最終カップルが推測できる場合と、最後まで誰と誰がカップルになるか(あるいはならないか)がわからない場合があり。今期でいえば、『大豆田とわ子と三人の元夫』が後者。『着飾る恋』が前者だったでしょう。

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前回ラスト、真柴に対する祥吾(向井理さん)の大人のハグで、シャチ派は大いに盛り上がったものですが、やはり既定路線通り祥吾は「両想いだった」ことだけを告げて身を引く展開。駿も北海道行きは止めて、キッチンカー全国版で真柴との結婚を選択。子供もいる5年後まで描かれました。

香子(夏川結衣さん)と礼史(生瀬勝久さん)、陽人(丸山隆平さん)と彩夏(中村アンさん)らも、それぞれのカタチでハッピーエンド。とはいえ、個人的にはいらないサイドストーリーだったかな。むしろ、七海(山下美月さん)と亮(高橋文哉さん)のエピソードを本編でもっと見たかった。

『恋はつづくよどこまでも』が予想外に大ヒットした脚本家・金子ありささんですが、再登板の本作は『恋つづ』ほどの視聴者の“熱”は生まれず、オリジナル脚本の難しさを感じました。向井理さんの再評価が最大の収穫だったかな。


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