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ドラマ日記『宙わたる教室』(第3話)

新宿にある定時制高校。理科教師の藤竹(窪田正孝さん)の導きにより、教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、様々な困難が立ちはだかり…実話に着想を得た胸熱の感動ドラマ『宙わたる教室』の第3話。

東新宿高校定時制で保健室登校を続ける1年生の名取佳純(伊東蒼さん)。養護教諭の佐久間(木村文乃さん)は来室ノートの中に科学に関する彼女の書き込みを見つけ、藤竹に相談する。

リストカットするほどの悩みを抱える少女たちの家庭環境も様々。裕福ながら、意識高い系な母・佳乃(宮下今日子さん)に見放されている佳純と、パパ活で得たお金を母親に吸い上げられ、反抗するとその愛人から暴力を受けている佳純の同級生・松谷真耶(菊地姫奈さん)。

真耶はリストカットという共通点から、佳純に依存していくのですが、科学部に接近する佳純に当てつけのように、学校の廊下でリストカット。佳純は繁華街を探し回るのですが…。

NASAの火星探査車の名前が使われたサブタイトル「オポチュニティの轍」。15年の仕事を終え、通信不能となり火星にそのままのオポチュニティを孤独の象徴と考えた佳純でしたが、藤竹はこう言います。

「オポテュニティの轍を、孤独の象徴と捉える人もいるかも知れない。でも、僕には少しでも前に進もうって、懸命に生きた証に思えるんですよ」

仏陀もこう言っています。

「犀の角のように、ただ独り歩め」

佐久間の過去も描かれた今回。最悪の事態も想定された佳純が無事見つかり、抱きしめる佐久間。家族が最悪でも、助けてくれる、抱きしめてくれる他人もいるし、保健室以外にも居場所はある。

「火星の夕焼けはなぜ青いのか」という実験に参加した佳純。火星の土の成分についてネットで調べて意見を出すなど、より科学的なアプローチをする部員が増え、面白くなってきました。

今週も最高でした。

余談:2025年度後期放送の朝ドラ『ばけばけ』のヒロインが、10月29日発表され、会見の模様が『列島ニュース』(NHK総合)で一部生中継されるそうです。さて、誰に決まりましたかね。


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