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ドラマ日記『法廷のドラゴン』(第4話)
初のプロの女性棋士誕生を期待されながら弁護士に転向した天童竜美(上白石萌音さん)が、弁護士事務所所長・歩田虎太郎(高杉真宙さん)と共に奔走。事件を得意の将棋になぞらえて解決する 将棋×痛快リーガルドラマ『法廷のドラゴン』の第4話。
今回の依頼人は、虎太郎の同級生で、金髪コワモテの郷田(稲葉友さん)。一方的なアパートの更新拒絶にあったので、無効にしたいと訴える。郷田の素行の悪さが原因かと思ったが、住人に聞き込みをすると、評判は悪くない…。
今回の将棋用語は「角換わり腰掛け銀」。郷田に好意的な住民たちに、裁判での証言を求める戦法で、その順番を間違えないようにするのが肝要でしたが、4号室の横内(行平あい佳さん)がドアトラブルで遅刻し、順番の変更を余儀なくされた結果、危機的状況に。
その後の調べで、大家(ベンガルさん)が宝くじ100万円を当て、それを飼い犬のコータローのゲージに隠していて、3号室の光山(森優作さん)が盗もうとして、コータローに咬まれていたことが判明。横内のドアに細工をしたのも光山の仕業でした。
郷田が大家の家を度々覗いていたのは、持病のある大家を心配していたこともわかり、アパートの更新は継続されることに。なんだか、いい話でまとめてはきましたが、郷田って借金のカタに女性を手籠めにしようとする先輩の下で働いていた取り立て屋(闇金?)だったんですけどね。
個性的な住民たちを演じた俳優陣も注目された回。おしゃべりな1号室の市川役は伊藤修子さん。『おっさんずラブ』の「マイマイ」。2号室の西岡役は浜田信也さん。『ハヤブサ消防団』の「アビゲイル騎士団」顧問弁護士。光山役の森さんは、朝ドラ『半分、青い。』の「こばやん」。
酒に弱かった竜美は、虎太郎に背負われて帰宅。父の辰夫(田辺誠一さん)は、ますます心配の表情、という毎回のお約束。これ面白いことに、昨年の『となりのナースエイド』では、高杉さんが主人公役の川栄李奈さんにおんぶされているんですよね。パロディというわけではないでしょうが。
余談:TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に「みうらじゅん」さんがゲスト出演していて、「老い」に伴う体調不良を笑い飛ばす呪文「老いるショック!(≒オイルショック)」の話に爆笑。人間は「生病老死」から逃れられない以上、できるだけ陽気に過ごしたいと思いました。