俳優ノート『竹内涼真さん』
気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回はドラマ『君と世界が終わる日に』に主演する竹内涼真さん。
竹内さんを簡単に振り返ると、『仮面ライダードライブ』(2014年)で主演に抜擢。『下町ロケット』(2015年)以降、TBS日曜劇場の常連に。朝ドラ『ひよっこ』&『過保護のカホコ』(2017年)で大ブレイクという流れ。
そんな竹内さんでまず挙げたいのは、ブレイク前のドラマ『時をかける少女』(2016年)。何度も映画・アニメ化されている名作で、黒島結菜さんが主演、菊池風磨さんが相手役、竹内さんは三番手。
視聴率的には低迷しましたし、正直作品としては今ひとつだったんですが、報われない恋に苦しむ幼馴染役という、当て馬的なポジションの竹内さんだけは輝いていた印象。直後に公開された映画『青空エール』でも、爽やかな好青年役で、翌年の大ブレイクへの地ならし的な作品であったなと。
次は日曜劇場『陸王』 (2017年)。高校時代はサッカーの東京ヴェルディユースに所属していたアスリート系俳優でもある竹内さん。オーディションを経て、キーパーソンとなる陸上選手役に抜擢。
主演の役所広司さんはじめ、豪華キャストの中でも裏主役と言えるようなポジション。3か月に及ぶトレーニングと食事制限で体を作り上げ、ドラマの肝である、走るシーンに説得力を持たせていました。ブレイク俳優1位に輝いたのもこの年。“国民の彼氏”なんて呼ばれてたんですよね。
理由は不明ですが、出演作が少なかった2018年、2019年を経て、今年1月期の日曜劇場『テセウスの船』(2020年)の主演に大抜擢。木村拓哉さんの『グランメゾン東京』と『半沢直樹』に挟まれた“捨てクール”のはずが、まさかの高視聴率。強運の持ち主というのもスターの証ですかね。
殺人犯の汚名を着せられた父を持つ心(竹内さん)が、事件が起きた時代にタイムスリップして、真実を探る物語で、ツッコミどころ満載なドラマながら、次々と起こる危機に立ち向かう主人公を熱演。
『2大追い詰めれられ俳優』に藤原竜也さんと長谷川博己さんがいますが、新ドラマ『君と世界が終わる日に』の出来次第では、これに竹内さんを加えてもいいかも知れません。
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