ドラマ日記『光る君へ』(第35話)
平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部(吉高由里子さん)。数歳年上の藤原道長(柄本佑さん)とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第35話「中宮の涙」。
道長は中宮・彰子(見上愛さん)の懐妊祈願のため、息子の頼通(渡邊圭祐さん)と共に御嶽詣へ向かう。しかし険しい行程と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達に手こずっていると、伊周(三浦翔平さん)が武者を引き連れ、不穏な動きを見せる。
「ファイト!イッパーツ!」でお馴染みの「リポビタンD」CMを彷彿させるような険しい岩山を登っていく一行。伊周らが道長らにまさに射かけようとしたその瞬間、伊周の弟・隆家(竜星涼さん)が割って入り、事なきを得ました。
都では、まひろが描く「若紫」に自分を重ね、帝の妻にして欲しいと願う彰子。そんな彰子の本心に気づいたまひろは、一条天皇(塩野瑛久さん)にその気持ちを伝えるよう助言。
そこにたまたま現れたのが一条天皇。想いが溢れ出すように、彰子は「お慕いしております!」といきなり&ド直球の涙の告白。帝は突然のことに「また来る」と言い残し去ってしまうのですが…。
ちょっとやっちまった感もありましたが、その後道長に帝は「今宵、藤壺に参る」と伝えたセリフが今週の白眉。その後、初夜の準備が着々と進みシーンも面白かったですね。天皇や将軍など、高貴な人たちの「秘め事」は秘め事ではなく、大変です。
安堵する道長とまひろが二人で月を眺めていると、物陰から左衛門の内侍(菅野莉央さん)が覗いていて。キャラクター説明では「まひろのことは快く思っていない」とありますから、何かしら引き起こしそうですね。
余談①:早く寝なければと思いつつ、ドラマ『踊る大走査線』(1997年)第1話を視聴。もう何周かしてますが、相変わらず面白いですね。今では怪演女優として知られる水野美紀さんが、お嬢様女優として初々しい(笑)。
織田裕二さんも、柳葉敏郎さんも、深津絵里さんも若い!いかりや長介さんが初回から、「なんて、な」のお馴染のセリフに熱くなりました。ついこの間の気がしましたが、四半世紀前は喫煙シーンが当たり前。
警視庁(本店)と湾岸署(支店)、キャリア警察官と非キャリアなど、その上下関係は軍隊に近い組織運営で。そこに青島(織田さん)が物申す的な作品でした。
余談②:映画『ラストマイル』関連動画「Premium Talk」が、なかなか楽しい。長尺ですが、お酒でも飲みながらお楽しみください。