ドラマ日記『DIY!!』& 『週末旅の極意』(初回)
主人公の“せるふ”(上村ひなのさん)をはじめとした個性溢れる女子高生たちが、工具や廃材を活用しながら自らでDIY活動を行う“DIY部”を舞台に、絆を深めていく青春群像劇『DIY!!ーどぅー・いっと・ゆあせるふー』の初回。
のんびり屋な結愛せるふ(上村さん)と、しっかり者の須理出未来(野口衣織さん)。 2人は幼馴染で同じ高校に進むことを目指していたが、別々の高校に進学することになってしまい気まずい関係に…。 ある朝、せるふは、登校中に自転車を壊してしまい、道端で途方に暮れていたところを、同じ学校で2年先輩の矢差暮礼(森山晃帆さん)に助けられる。
天然でドジっ子な主人公せるふ、ツンデレな幼馴染の未来(ぷりん)、宝塚男役系な先輩の礼(くれい)、隣接するエリート校と庶民校、廃部寸前のDIY部など、学園ものにありがちな要素がてんこ盛り。
1学期までに5人の部員が集まらないと廃部になってしまうというところから、仲間集めで前半は展開するのでしょう。やや百合テイストもありますが、まあ友情物語に着地するでしょうね。
夫婦そろって生粋の仕事人間の真澄(観月ありささん)と仁(吉沢悠さん)。結婚10年目を迎えるタイミングで真澄は仁に、週末に二人旅に出かけることを提案。2人が、無くしていた夫婦の時間を取り戻す、一風変わった旅ドラマ『週末旅の極意~夫婦ってそんな簡単じゃないもの~』の初回。
壮大な景色に抱かれた、箱根の芦ノ湖が一望できるホテル「はなをり」で温泉や贅沢なビュッフェに舌鼓を打ち、久しぶりに二人の時間を満喫する真澄と仁。そこで、上品な白髪の老婦人・浅井乃扶子(矢野陽子さん)に出い…。
民放ドラマでは、スポンサー企業の商品を使ったり、タイアップ企業の飛行機を見せたりという手法がよく使われます。『晩酌の流儀』におけるサントリー「金麦」などは典型例。
本作も「ORIX HOTELS & RESORTS」とガッツリとタイアップ。40代子供なしハイソ夫婦が、高級旅館で久しぶりにゆっくりと過ごし、夫婦として向き合う、といった話。
「夫婦という一番近い他人」「悔いのない人生を」といった、ちょっといい話に持っていこうとしますが、吉沢さんは春ドラマ『夫婦が壊れるとき』で不倫夫を演じていただけに、どうもそのイメージが(笑)。
余談:雨は小降りになったものの、「筑後川決壊」がトレンド入りしていました。半世紀以上前ながら、「昭和28年西日本水害」では死者・行方不明者1,013人、浸水家屋450,000棟以上、被災者数54万人という大災害となり、建設中だった夜明ダムは決壊。
その後、治水計画をもとに松原ダムや下筌ダムなどが建設されますが、その過程では室原知幸さんらを中心に反対運動「蜂の巣城紛争」が勃発。当時、国側のダム用地課長として赴任していたのが、長く北九州市長を務めた末吉興一さん。この時の反省から生まれたのが「水源地域対策特別措置法」。
ちなみに、末吉さんは大分県の「一村一品運動」の先駆けとなった大分県大山村(現・日田市)の村長で、交渉相手の一人だった矢幡治美さんにも学ぶことが多かった語っています。『進撃の巨人』の作者・諫山創さんの故郷の山村ですね。近年、新たに大山ダムも完成。『進撃の巨人』のエレン、ミカサ、アルミンの少年期の等身大の銅像が設置されました。
皆さんご安全に。ご自愛ください。こちらは大丈夫です。