ドラマ日記『アイのない恋人たち』(第3話)
2024年の東京を舞台に、「3回あった女性とは連絡を絶つ」と決めている33歳の売れない脚本家・久米真和(福士蒼汰さん)など、恋愛偏差値が低いワケあり男女7人が織り成す愛の物語『アイのない恋人たち』の第3話。
久米真和は、稲葉愛(佐々木希さん)の息子誘拐計画を発端に、彼女が抱える複雑な事情を初めて知る。その一方で、今村絵里加(岡崎紗絵さん)との4回目のデートに赴く真和は、近藤奈美(深川麻衣さん)を運命の人と定めた郷雄馬(前田公輝さん)から半ば強引に呼び出される。
『男女7人夏物語』(1986年)やその続編『男女7人秋物語』(1987年)では、7人内での三角関係が生じていましたが、本作では真和と絵里加、多聞(本郷奏多さん)と栞(成海璃子さん)、奈美と雄馬がカップルに向け動き始め、そこに愛が割って入り、かき乱す構図。
愛の誘拐未遂は失敗に終わり、育児放棄した過去を持つ息子に手紙を渡そうとするも拒絶され。そんな息子に対し、愛の学生時代の輝きと、後悔の念を伝えた真和。そんな言葉を聞いて、愛は真和と別れずに付き合っていれば、別の未来があったのではないかという諦観にも似た思い。
真和と絵里加の4回目のデートは、結局絵里加のブックカフェに落ち着き。そこに多聞と栞、奈美と雄馬も合流し、初めての6人による顔合わせ。そのタイミングで、真和に愛から電話がかかってきて、店を飛び出していった真和。
翌日、真和が店にやってきて絵里加に謝罪。死にたいという愛を放っておくことができず、小田原まで電車で手つなぎで付き合うも、終電となりブックカフェに泊まったと。
高校時代に愛が好きだったことは確かだという真和に、今付き合ってくれたらと言われたどうすると問う絵里加に、はっきりと答えられない真和。絵里加はブチ切れて、関係性を終わらせるといい、気持ちができるまで指一本触れないと言っていた真和に、指と指の『ET』接触を最後のおねだり。
店を出て帰る真和の背中に、突然絵里加が抱き着いてきて『タイタニック』ハグ。絵里加は「このまま別れたくなくて」と揺れる思いですね。恋の始まりですか。