ドラマ日記『どうする家康』&『ブラッシュアップライフ』(第9話)
今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康(後の徳川家康=松本潤さん)が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第9話「守るべきもの」。
一向宗側の軍師は、本多正信(松山ケンイチさん)だった!身近な家臣さえ信じられなくなり、引きこもる家康を、鳥居忠吉(イッセー尾形さん)が訪ねてくる。たとえ裏切られても信じきるか、疑いがある者を切り捨てるか、二つに一つ。そう問われた家康は、ある決意を固める。
家臣を信じると言い切った家康。その想いが伝わったようで、一丸となった戦いにより、戦況は好転。一揆側は次第に追い詰められていき。そのタイミングで織田信長(岡田准一さん)の使者としてやってきた水野信元(寺島進さん)は、寺側と(形だけの)和議を結ぶよう勧告。
嘘を承知で家康との和議に応じた空誓上人(市川右團次さん)。空誓が「わしの目を見て、寺は必ず元通りにするとおっしゃってくださらんか」と。「寺は元通りに致す」という言葉を振り絞る家康の嘘のつけなさ。
謀反に走った夏目広次(甲本雅裕さん)の罪を不問に付すなど、寛容な姿勢を見せた家康の下に、捕らえられた正信が連れてこられたシーンが今週のハイライト。実は幼馴染トラウマがあった正信渾身の「たわけ!」が発動されました。今回の件を深く悔いた家康。正信の帰参はいつになるのかな。
地元の市役所で働く実家住まいの独身女性・近藤麻美33歳(安藤サクラさん)が、ある日突然、赤ん坊時代に逆戻り。麻美の〇周目の人生が始まるタイムリープヒューマンコメディ『ブラッシュアップライフ』の第9話。
麻美はようやく手にした希望の来世を投げ売って、幼馴染の夏希(夏帆さん)と美穂(木南晴夏さん)の乗る飛行機事故を阻止すべく人生5周目を始める。小学校で再会した6周目の真里(水川あさみさん)から前回の人生で航路変更に失敗した話を聞き「今回は私もパイロットになる」と宣言。
真理の指導の下、小学生時代からパイロットを目指す麻美と真理との二人三脚ぶりが、コミカルかつテンポよく描かれました。前半のツボは、成人式後の加藤(宮下雄也さん)との「粉雪」熱唱。
「柏木うどん」から航空学校編と、朝ドラ『舞いあがれ!』パロを交えつつ、無事副パイロットになった真理と麻美。計画通り29歳には機長デビュー。先々のためにコネを作っておく必要がある、パイロットのシフト調整担当に江口のりこさん。顔が似ているといわれる安藤さんとの共演が実現。
そして、ついに麻美らが阻止したい事故機のシフトが発表。しかし、真理の名前は副操縦士としてあったものの、機長は中村(神保悟志さん)のまま。中村にも事情があり、どうしても交代は出来ない。強硬手段しかない!?麻美の薬剤師や研究医時代の知識が悪用されるのか?そして、謎の男(浅野忠信さん)の正体とは?
次回が最終回。名残惜しい。
余談①:日本アカデミー賞最優秀女優賞は、予想通り岸井ゆきのさん。朝ドラ『まんぷく』ブレイク当時は、色々書かれましたが、その演技力で完全リベンジ。彼女が言葉に詰まる姿にグッときました。
余談②:定期的に「飲み」番組をチェックしていますが、新たに『カネ梨和也』を発見。新橋で予算2000円で何軒ハシゴできるのか!?亀梨和也さんの新たな一面も見えて、結構面白かったです。
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