ドラマ日記『大奥 season2』(第8話)
吉宗の遺志を継ぎ、若き医師たちが「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、江戸無血開城のために奔走した幕末・大政奉還の物語までを描く『大奥 season2』の第8話。
通商条約の調印を進めていた堀田(高木渉さん)の失態に加え、腹心の正弘(瀧内公美さん)の死が重なった家定(愛希れいかさん)が、ついには床に臥せてしまったという知らせを聞き、家定を心配する胤篤(福士蒼汰さん)のもとに、瀧山(古川雄大さん)から思いもよらぬ知らせが舞い込む。
『天国と地獄』とは、本作の脚本家・森下佳子さんの民放ドラマのタイトルでもありますが、天国から地獄に突き落とす展開は劇的であり、森下さんもよく使われる手法。例えば、第2話で平賀源内(鈴木杏さん)が、田沼意次(松下奈緒さん)に褒美をもらった直後に男に襲われるとか。
今回も前半、家定妊娠の朗報。そして、流水紋の裃を着た胤篤を見て、想いが溢れた家定はいったん逃亡を図るも、気を取り直しての「好きだ。私はそなたが好きなのだ」と現役将軍によるストレート告白。胤篤も想いが同じことを告げるという、幸せ絶頂な二人。
しかし、約束の日を過ぎても大奥に現れない家定。不審に思った胤篤は、大老・井伊直弼(津田健次郎さん)に尋ねるも「お変わりない」の一点張り。そんな中、胤篤の養父・島津斉彬死去を知らせに来たお付きの中臈・中澤(木村了さん)から、家定が亡くなったことを告げられ、胤篤は激高。
薩摩や井伊による毒殺を疑う胤篤ですが証拠はなく。そんな中、桜田門外の変で井伊暗殺。その後、14代将軍となった徳川家茂(志田彩良さん)は、権威の揺らいだ幕府を立て直すため、公武合体を進め、帝の弟宮・和宮(岸井ゆきのさん)と結婚するのですが…和宮は女性と判明。その正体とは⁉
余談:『紅白』の話題が出るということで、久しぶりに見た『マツコ&有吉 かりそめ天国』。「どぶろっく」と「藤岡弘、」さんの宮崎ロケに爆笑。