ドラマ日記『イチケイのカラス』(第9話)&『シェフは名探偵』(初回)
東京地方裁判所第3支部第1刑事部(イチケイ)を舞台に、自由奔放な裁判官・入間(竹野内豊さん)とイチケイメンバーの活躍を描く『イチケイのカラス』第9話。入間が坂間(黒木華さん)を食事に誘い、恋モード!?
“イチケイ”が扱うことになった「世田谷家政婦殺人事件」が、裁判員裁判で審理されることになった。事件の被告人は高見梓(春木みさよさん)、被害者は桐島優香(八木さおりさん)。梓は家政婦として桐島家で働いていたが、3階のバルコニーで優香と争い、突き飛ばして転落させたという。
本作で初めての裁判員制度が登場。『12人の優しい日本人』のような、二転三転する会話劇シーンを目指したのでしょうが、時間の制約もあってか、今ひとつ深まらず。
事件の真相は、未成年の臓器移植や被害者の過去の殺人も絡む、なかなか複雑なものでした。被告人は執行猶予付きの自殺ほう助の判決でしたが、遺産はそのまま受け取れるのかな。
フレンチレストランのシェフ・三舟忍(西島秀俊さん)が、人並外れた洞察力と推理力で、訪れた客が巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解くグルメミステリー『シェフは名探偵』の初回。
高築智行(濱田岳さん)はひょんなことから、三舟忍がシェフを務めるレストラン『ビストロ・パ・マル』のギャルソンになるが、働き始めて早々、迷惑な客が次々と来店し困惑する。そんな彼らの背後にある真実を、三舟はお節介と洞察力で解き明かしていく。
偏食男と秘書の不倫の顛末と、大病を患う母を見舞わないショコラティエの素数チョコの秘密の二つのエピソードをはさみつつ、三舟が高築をスカウトした本当の理由が明らかに。
事件というほどではない案件で、名探偵というのもちょっと言い過ぎな気はしますが、月曜の夜に軽く楽しむにはいいかも知れません。ともすればギスギスした感じに描かれがちな飲食業界ですが、レストランで働く4人の雰囲気もほのぼのとしていい。
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