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軟式テニスと『エースをねらえ!』
近くの中学校のグランド脇を通っていると、軟式テニス(ソフトテニス)部が練習をしていました。ある資料によると、現在中学校における軟式テニス部が12300に対し、硬式テニス部は2300。しかし、これが高校になると軟式が5400で、硬式が5550と逆転。
ふと思い出したのが、1970年代から1980年代に渡って連載されたテニス漫画の名作『エースをねらえ!』。後にアニメ化や実写ドラマ化もされました。松岡修造さんの愛読書としても知られています。
名門・県立西高等学校テニス部に入部した主人公の岡ひろみが、部内のいじめにはじまる様々な苦難を乗り越えて一流テニス選手へと成長していく過程を描く(Wikipediaより引用)。
主な登場人物は主人公の岡、岡の才能を見出した宗方仁コーチ、岡の憧れの先輩・竜崎麗香(お蝶夫人)、岡の先輩で後に恋仲になる藤堂貴之。宗方の死後、その遺志を引き継ぎ岡を指導する桂大悟コーチなど。
宗方コーチには異母妹の緑川蘭子(加賀のお蘭)がいて、西高テニス部の宿敵・加賀高校のエース。軟式テニスからの転向組で、人知れず苦労をしているという設定だったと思います。
『エースをねらえ!』は二部制になっていて、前半が宗方コーチ編で後半が桂コーチ編。藤堂やお蝶夫人も超一流プレーヤーでしたが、世界には通用しないことを自覚し、可能性のある岡のアシストと共に、後進の育成や硬式テニス環境の整備に尽力していきます。
軟式テニスは硬式テニスをもとに日本で考案されたもので、1884年、東京高等師範学校(現在の筑波大学)において行なわれたのが始まりとされているそうです。
それとは別に、軟式テニス発祥の地を掲げているのが佐賀県小城市。諸説あるようですが、軟式テニスをなさっている方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。ちなみに、小城市の名物と言えば小城羊羹。外側のシャリシャリ感が美味しいです。有名人は「大人計画」の俳優・荒川良々さん。