ドラマ日記『新宿野戦病院』&『あの子の子ども』(第9話)
新宿区歌舞伎町の「聖まごころ病院」に、突然アメリカ国籍の元軍医であるヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子さん)が降臨。美容皮膚科医の高峰享(仲野太賀さん)と出会い、歯車が動き始める救急医療エンターテインメント『新宿野戦病院』の第9話。
ここは新宿歌舞伎町。岡本勇太(濱田岳さん)はラブホテルで半裸の状態で目が覚める。そこには誰もいなかったが、NPO法人『Not Alone』で働く南舞(橋本愛さん)のエプロンが置かれており、焦る岡本。
お酒を飲んで記憶を失うことを「ブラックアウト」といいます。自分も経験はありますが、宴会時の発言とか、どうやって帰宅したかとか、覚えてなくて。翌日、同僚がニヤニヤしながらに「昨日、上司と揉めてたね。覚えてないの?」とか聞かされて。余計なことを言う人間っていますよね(苦笑)。
勇太と舞と亨の三角関係(のようなもの)に一応の決着がついた回。亨は舞から「好きなお巡りさんができた」と、ハッキリ振られました。このお巡りさんは勇太を指すでしょうが、ホテルの一件を「事故」だとし、勇太にも付き合うつもりはないという舞。どういう関係性を望んでいるのでしょうか。
たまたま暇で始まった「聖まごころ病院」のスタッフたちによるカンファレンスの案件がいくつか描かれ、クレームを入れてきた元看護士・星崎菜々(佐津川愛美さん)への対応では、院内の結束も高まり。和気あいあいと、ずいぶん平和になった「聖まごころ病院」でしたが…。
時は2025年に飛び、マユ(伊東蒼さん)は高校を卒業し、看護学生の道へ。ヨウコも無事日本の医師国家試験に合格と、ここまでは良かったのですが、未知の新種ウイルスが蔓延、というところで終了。
アフターコロナの世界に、再び未知の新種ウイルスを持ってくる、予想の斜め上を行く脚本家・宮藤官九郎さん。感染するホスト役に、「#俺たちの轟」こと、戸塚純貴さんが発表されました。これで、朝ドラ『虎に翼』から9人目の「転生」。最終回まで、まだまだあるかも知れません。
高校2年生の川上福(桜田ひよりさん)と、幼なじみの恋人・月島宝(細田佳央太さん)が避妊に失敗し、福の妊娠が発覚。決してなかったことにできない現実に悩み、葛藤する2人を描く、“ラブストーリーの一歩先”の物語『あの子の子ども』の第9話。
月島直実(美村里江さん)の気持ちを知り、その言葉を胸に刻んだ福は、その後、宝と会う。そして福の中に、これまでにはなかったある思いが芽生える。 翌日、川上晴美(石田ひかりさん)から福の妊娠を聞き、居ても立ってもいられず、帰国した川上慶(野間口徹さん)が家に帰ってくる。
福が帰宅すると、すでに慶が帰宅しており、さらに宝と直美も呼ばれていて。まずはどうしたいのか聞かれた福。「産みたい」という福に、意外にもあっさり認める慶。しかし、高校生なので親として育てるのは無理だとし、産んだ子供と自分たちとの養子縁組を提案。
ここからヒリヒリとしたセリフの応酬が続き、舞台を見るかのようだった神回。「お花畑」というキーワードや、「逃げる」「逃げない」を巡る攻防など最高でした。
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