ドラマ日記『六本木クラス』(第4話)&『純愛ディソナンス』(第3話)
巨大企業の跡取り息子・長屋龍河(早乙女太一さん)が引き起こした事件により、絶望の淵に立たされた宮部新(竹内涼真さん)が、龍河に罪を償わせることと、事件をもみ消した父親・茂(香川照之さん)に土下座させることを人生の目標とした復讐劇『六本木クラス』の第4話。
新に好意を寄せる葵(平手友梨奈さん)が「二代目みやべ」のマネージャーに就任。その高い能力を使って店を繁盛させる一方、使えない既存スタッフを切るように新に進言するものの、新は我慢。味がパッとしなかったりく(さとうほなみさん)も名物唐揚げ料理を完成。
一方、茂の会社で働く優香(新木優子さん)は、自社への忠誠心を求められると共に、新に近づく葵に嫉妬!?新にキスしようとするのですが、絶妙なタイミングで葵がディフェンス。なかなかの名シーンとなりました。平手さんが活き活きとしていて、実に楽しい。
教師の新田正樹(中島裕翔さん)と生徒の和泉冴(吉川愛さん)が、5年後に再会。二人の微妙な関係が周囲に歪みを生み、破滅へと向かっていく『純愛ディソナンス』の第3話。
オリジナル作品は先の展開が読めないのが魅力。それを再認識させられました。5年前、亡兄の恋人だった由希乃(筧美和子さん)を殺害したのは、冴の担任だった加賀美(眞島秀和さん)。原因は由希乃が不倫を清算しようとしたことで、加賀美は逮捕されました。
事件をきっかけに正樹は学校を辞め、冴が会えないまま5年が過ぎ。正樹は、ブラックな不動産会社で、社長の碓井賢治(光石研さん)の下で、やり手として活躍。雰囲気はガラッと変わったものの、街中ピアノで演奏する姿に、なにか本音を隠しているように見えます。
一方、毒母・静(富田靖子さん)の元を離れ、IT会社でアルバイトと採用された冴は、取材で人気の美人小説家と遭遇。実は彼女は、高校時代の地味な教師・碓井愛菜美(比嘉愛未さん)で、賢治の娘。さらにその夫は正樹で…という驚きの展開と、地雷があちこちに仕掛けてある回でした。