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初体験からセフレまで「恋愛ドラマ」の変遷
放送中のドラマ『#リモラブ』にはセフレ女子が登場しますし、今夜からスタートの山口紗弥加さん主演のドラマはずばり、『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』。ドラマは社会を映す鏡だけに、恋愛のカタチも時代と共に変化してきました。
川栄李奈演じる沙織の“恋人とセフレは別”という恋愛観を描く「#リモラブ」オリジナルストーリー配信決定#恋愛進化論 #川栄李奈 #勝村政信 #Hulu https://t.co/eRBVj1OnCf
— ザテレビジョン (@thetvjp) October 28, 2020
例えば中学生の性をコミカルに描いた『毎度おさわがせします』、高校生の初体験がテーマの『夏・体験物語』 は共に1985年放送。1974年から6年ごとに行われている「青少年の性行動調査」に、中学生の項目が加えられたのが1987年ですから、世相を反映していたのでしょう。
ちなみに、この調査では1987年の調査から、高校生と大学生の性交経験率が急上昇。右肩上がりかと思いきや、2005年をピークに減少に転じているのが興味深いところ。『結婚できない男』(2006年)、『婚カツ!』(2009年、草食男子登場)、『おひとりさま』(2009年)が登場したのも同時期。
連絡手段も大きく変わってきました。『ポケベルが鳴らなくて』が話題を呼んだのは1993年。PHSが使われた『聖者の行進』は1997年。携帯電話はちょこちょこ登場してはいたのですが、『ケータイ刑事』シリーズがスタートしたのが2002年で、携帯電話人口が50%を超えたのがちょうどその頃。
セフレという、セックスフレンド自体は昔からあるのでしょうが、言葉としてのセフレは、Twitter検索だと2007年から現れ、セフレではない「ソフレ」が登場する2013年頃には、ある程度認知されていたものと思われます。
ドラマとしては、単発の『あたしたちの桃色日記』(2009年)に一度出てきますが、連ドラに初登場したのは『恋がヘタでも生きてます』(2017年)で、『来世ではちゃんとします』(2020年)など割と最近。地上波ドラマに取り上げるには少し時間がかかったようです。
また出会い系サイトが、本格的に連ドラに登場したのが2002年の『天体観測』。マッチングアプリは単発ものでは、『暇なJD・三田まゆ〜今夜、私と“優勝”しませんか〜』(2017年)。連続モノですと『LINEの答えあわせ~男と女の勘違い~』(2020年)ですから、やはり最近のようです。
なお、上記の情報は「テレビドラマデータベース」での検索に基づきました。Wikipediaにもないような、過去のドラマ情報を調べるには重宝するサイトです。