幼馴染たちの幸せな週末…今週の『舞いあがれ!』
東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞(浅田芭路さん→福原遥さん)が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ!』の第17週「大きな夢に向かって」。
舞がIWAKURAに入社して、4年目の2013年に舞台が移った月曜日。舞は営業のエースとなり、IWAKURAも業績が絶好調。社長でもある母・めぐみ(永作博美さん)に「航空機産業参入支援セミナー」への出席を提案、公私の立場を使い分け、見事に説得に成功。
一方、幼馴染の貴司(赤楚衛二さん)は、八木のおっちゃん(又吉直樹さん)から任された古本屋・デラシネを、自分たちがそうであったように、近所の子供たちの居場所として開放し、短歌を創作。うっすらと髭を蓄えた姿が、ややワイルドさを漂わせ、色気を感じさせました。
セミナーで舞が菱崎重工の荒金(鶴見慎吾さん)に声を掛けられた火曜日。実は亡父・浩太(高橋克典さん)が、工場を継ぐ前に勤めていた会社であると判明。会社が危機の時、リストラしたパートのおばちゃんたちがIWAKURAに戻ってきて、生前の浩太の約束が果たされました。
一方、子供たちから「2人付き合ってるの?」と訊かれた舞と貴司は、友達と即答。しかし、貴司が応募する「長山短歌賞」の作品を入れた封筒に念を込めたり、買い物ついでに貴司に会いに来たりと、思わせぶりな舞。『あさイチ』朝ドラ受けで、華丸さんは「惚れてまうやろ行動」と指摘(笑)。
荒金がIWAKURAを訪ね、航空機部品の試作を持ち掛けた水曜日。めぐみは慎重な姿勢ながら、舞は俄然やる気。社員らも説得し、チャレンジすることに。
舞が夜遅くまで試作に励んでいた頃、めぐみを訪ねて貴司の母・雪乃(くわばたりえさん)が自宅にやってきて、互いの子供が27歳になってもまだ結婚する素振りもないことを嘆き合い。ちょっとベタ過ぎる二人の結婚フラグ!?
試作用のニッケル素材合金が、IWAKURAの機械では上手くいかない木曜日。浩太の町工場仲間で、人員整理をせざる得なかった時に、小森(吉井基師さん)を引き受けてくれた長井(や乃えいじさん)に相談することに。待ち合わせの「うめづ」に現れたのは小森。今も舞にはわだかまりがあるようで。
長井の工場の機械で試作を始めるも、長井の口から工場を畳む予定であり、小森の再就職先がまだ決まってないと聞かされ。めぐみと舞は、IWAKURAに戻ってきてくれないかと依頼するも、小森は複雑な表情。
そんな頃、五島では祥子(高畑淳子さん)や木戸(哀川翔さん)、役場職員の浦(鈴木浩介さん)やさくら(長濱ねるさん)が、島の活性化について相談。さくらの名字が変化しており、結婚していることが判明するも。相手役の顔出しはお預け。
小森の助言で試作の「圧造」が成功した金曜日。その後、笠巻(古舘寛治さん)の「転造」も上手くいき、航空機部品の試作ボルトが完成。貴司に報告行った舞でしたが、そこに出版社から電話がかかってきて、貴司が長山短歌賞を受賞したことが知らされ。手を取り合って喜ぶ二人。その後の表情からすると、まだ付き合ってない!?
久留美(山下美月さん)も八神医師(中川大輔さん)からプロポーズされるなど、幸せな週末となりましたが、予告は不穏だらけ。八神の母(羽野晶紀さん)が反対するみたいですね。プロポーズの場がカフェ『ノーサイド』だけに、『DOWNTOWN BOY』のように八神が久留美を諦めるのか…。
余談:禁酒している夜は、ドラマ内での飲酒シーンが特に気になります。『ワカコ酒』や『晩酌の流儀』のような、飲酒がテーマ以外の一般的なドラマでも結構みんな飲んでます。
『星降る夜に』ではソロキャン中の主人公が日本酒を熱燗で、『スタンドUPスタート』では主人公がスーツ姿で赤ワインを、『あなたは私におとされたい』では主人公夫婦がビール、『ハマる男に蹴りたい女』では主人公が開発したビールをヒロインも飲んでいました。
昨年の秋ドラマ『silent』でも、缶ビールを飲むシーンがよくありましたし。若者のビール(お酒)離れが言われる昨今、スポンサー絡みだったのでしょうか。いずれにしろ、飲まない夜には目の毒(笑)。