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女優ノート『松岡茉優さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』に出演する松岡茉優さん。

子役出身の松岡さん。『おはスタ』のおはガールとして活躍した後(2008年-2010年)、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年)で一躍注目を集め、朝ドラ『あまちゃん』(2013年)で全国区の知名度を得て、その年の『紅白歌合戦』にも出場。

その後、ドラマと並行して、『勝手にふるえてろ』(2017年)で映画初主演。カンヌ国際映画祭最高賞を受賞した『万引き家族』(2018年)にもメインキャストで出演したほか、『蜜蜂と遠雷』(2019年)に再び主演し、各種映画賞を受賞。今や日本映画界に確固たる地位を築きました。

そんな松岡さんのドラマをいくつか挙げてみます。まずはやっぱり『あまちゃん』かな。主人公(能年玲奈さん)が所属するアイドルグループGMT47のリーダーで埼玉出身設定。作品が傑作ということもありますが、松岡さんをはじめて知ったたという意味でも、記憶に残ります。地味でした(笑)。

母・春子(小泉今日子さん)に連れられ、東京から初めて北三陸にやってきたヒロイン・天野アキ(能年さん)は、祖母・夏(宮本信子さん)と出会う。祖母に憧れて海女を目指すアキは、やがて地元アイドルに。ヒロインの笑顔が元気を届ける人情喜劇。

続いては、 坂元裕二さん脚本の『問題のあるレストラン』(2015年)。松岡さんは、理不尽な男社会に反旗を翻した主人公(真木よう子さん)が立ち上げたレストランで働く、対人恐怖症のシェフ役。二階堂ふみさんや高畑充希さんら共演陣との会話劇も最高な傑作。

雑居ビルの屋上で、ポンコツ女のレッテルを貼られた“問題のある”女たちが、人生のどん底から這い上がるためレストランを立ち上げる。負けっぱなしの人生に終止符を打とうと、闘志を燃やす女たち。男たちが先に近所に同種の店を開いていた。今、熱く美味しい闘いの火ぶたが切って落とされた。

最後は、続編も作られるほどの人気作『コウノドリ』(2015、2017年)。産科医療の世界が舞台、リアルかつシリアスながら、毎回感動を呼ぶ傑作。松岡さんは、厳しい現実に打ちのめされ、悩みながらも成長していく若手産婦人科医を熱演しました。傑作。

とあるライブハウスでは、謎の天才ピアニストBABYがライブ演奏中。実はBABYの正体は、産科医・鴻鳥サクラ(綾野剛さん)。ライブの最中に緊急の連絡が入ったため、サクラは病院へと急いだ。元気に無事に赤ちゃんが生まれてくること自体が奇跡の連続。リアルな産科医療の現場を描き出す。



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