姉妹の和解…今週の『おむすび』(第6週)
“ギャル”の主人公・米田結(橋本環奈さん)が、あることをきっかけに “人のために役立つ喜び”に目覚め、“栄養士”を目指し、激動の平成から令和であっても、思いっきり楽しみ、時に悩みながら生きていく朝ドラ『おむすび』の第6週「うち、ギャル、やめるけん」。
父・聖人(北村有起哉さん)の「大演説」を聞いた結が、ギャル活動も書道部も辞めて、実家の農業の手伝いに専念した月曜日。同じ「大演説」を聞いて涙した歩(仲里依紗さん)も行動開始。祖父の永吉(松平健さん)に依頼し、すき焼き&家族会議が開かれることに。
まずは歩が口火を切り、「家族皆で神戸に行きたいと思ってる」と。母・愛子(麻生久美子さん)と祖母・佳代(宮崎美子さん)は、どちらでもいい派で、永吉は糸島一択。聖人は含みを持たせ、結は「お姉ちゃんって、本当に勝手よね」と、神戸には戻らない宣言。
同じ頃、糸島フェスでのパラパラが功を奏し、ハギャレン加入希望の女子3人が現れて。演じているのは元HKT48の田中美久さん、元LinQの金子みゆさん、No.*Dayの奥心さん。そこに歩が現れて…。
歩がハギャレンメンバーに結のことを尋ねた火曜日。同じ頃、歩の付き人と称する佐々木佑馬(一ノ瀬ワタルさん)が米田家を訪問。対応した永吉に、歩が大女優と話したことから大騒動に。帰宅した歩でしたが、佑馬を見て逃亡。
結を心配して、幼馴染の陽太(菅生新樹さん)が釣りに誘うのですが、頑なで。一人で袋詰め作業する結の元に、苺ジャムを届けに来た四ツ木翔也(佐野勇斗さん)。以前の寂しい顔に戻っていると指摘する翔也に、結は「一生懸命やっても意味ない。どうせ、いつかみんな消えてしまう」と闇戻り。
結が同級生の理沙(田村芽実さん)から、ハギャレンメンバーによる手作りのプリ帳をもらった水曜日。いつもの海辺でそれを眺めながら涙していると、翔也が現れて甲子園出場宣言し、「俺は消えねえ。一生懸命やることの意味を証明してやっから」との熱血ぶり。
ウザがる結でしたが、突然倒れ病院へ。連絡を受けた歩は全力疾走で帰宅。結局、過労によるもので怪我も軽症でした。目覚めた結は、かつて迷子になった際に、歩(高松咲希さん)と真紀(大島美優さん)が迎えに来てくれた夢の話をして。ようやく姉妹に和解ムード。
歩が結に想いを吐露した木曜日。神戸に家族で行きたいと言ったのは、一人では行けそうにない真紀の墓参りをしたいからで、引き籠りになった理由やギャルを目指した目的も、全て真紀に関わることでした。東京に帰ることになった歩でしたが、そこにハギャレンメンバーが現われて…。
歩がハギャレンメンバーと米田家一同をスナックへ連れていき、現在の仕事を明かした金曜日。自分を卑下する歩に、結は「お姉ちゃんは偽者なんかやない!」と、皆で浜崎あゆみさんの「Boys&Girls」を熱唱。
帰宅してからも語り合う姉妹。結にギャルになってからの自分を肯定された歩は、結の事も後押し。結は歩の手を借りて再びギャルメークし、ギャルと書道をまたやりたいと両親に訴えると、二人とも了承。
今週はやたらと「涙」演技&演出が多く、脚本がそうなのかも知れませんが、正直白けるというか、和解=涙を安直に使い過ぎでしょう。次週は、結の恋愛話のようですね。相手が野球選手だから「栄養士になりたい」なのかな。