ドラマ日記『どうする家康』&『下剋上球児』&『18歳、新妻、不倫します。』
今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康(後の徳川家康=松本潤さん)が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第39話「太閤、くたばる」。
茶々(北川景子さん)に拾(後の秀頼)が生まれた。家康の説得により、明との和睦を決めた秀吉(ムロツヨシさん)。しかし、石田三成(中村七之助さん)たちが結んだ和議が嘘とわかると、朝鮮へ兵を差し向けると宣言、秀吉の暴走が再び始まった。
隠居していた酒井忠次(大森南朋さん)を訪ねた家康と秀忠(森崎ウィンさん)。秀忠の願いを受け入れ、忠次は最後の「えびすくい」を皆で踊り。家康と二人きりになると忠次は「天下をお獲りなされ。秀吉を見限って、殿がおやりなされ」と最後の願い。3カ月後、鎧姿で死去。
自分亡き後、三成提案の合議制を受け入れたかに見せた秀吉でしたが、腹の底では次が家康であると確信していて「天下はどうせおめえに取られる。上手くやりなされや」と言い残し。
秀吉臨終の場には茶々一人。最後に「秀頼は、あなたの子だとお思い?秀頼は、この私の子、天下は渡さぬ」と本当の父親の名前は明言されず。今後の茶々VS家康の構図が示されました。
廃部寸前の弱小野球部の顧問になった教師の南雲脩司(鈴木亮平さん)は、日常が一変。高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント『下剋上球児』の初回。
2016年、3月。三重県立越山高校では、生徒や保護者からの人望も厚い社会科教師・南雲脩司が、次年度から野球部の顧問兼監督に打診されていた。しかし、肝心の野球部は1名の部員を除いて、やる気のない幽霊部員ばかり。
『天皇の料理番』や『西郷どん』などでも鈴木さんと共演している、野球部顧問・山住香南子役を演じている黒木華さんがヒロインポジション。孫である翔(中沢元紀さん)のために、グラウンドを作ってしまう大地主・犬塚樹生役で小日向文代さん。
野球部顧問と監督を兼務していた横田宗典役に生瀬勝久さん、南雲の高校時代の恩師・賀門英助(松平健さん)と盤石のキャストで安心してみていられます。さすが日曜劇場クオリティ。
なんとか部員をかき集め、練習試合を組むも相手チームからドタキャン。仕方なく草野球チームと試合をするも大敗。しかし、部員らには手ごたえがあり、やる気が出てきました。南雲も期間限定で監督を務める決心をしますが、一方で賀門には今年度で教師を辞めるつもりだと話し…。
南雲の人生の空白期間など、考察系ドラマとしても楽しめそうです。
大富豪の一人娘・明花(矢吹奈子さん)を幼い頃からボディーガードしていた主人公・藤宮煌(藤井流星さん)。明花は「お互いが恋愛=不倫OKの“偽装結婚”」を煌に持ちかけ、結婚。しかし、煌は一途に明花のことを愛していた『18歳、新妻、不倫します。』の初回。
高校を卒業したら自由に恋愛することを切望していた明花だったが、お見合い結婚をすることになり猛反発!そこで、煌にお互いが恋愛=不倫OK“偽装結婚”を持ちかける。
盛大な結婚式でしたが、仕事の都合で遅れている煌。そこに暴漢が乱入。明花が襲われそうになりますが、煌が日本刀を持って制止。明花が10歳の時に誘拐されそうになった時も、助けたのは煌でした。にしても、大富豪で絶対的な権力を持つ三条グループというわりにはセキュリティが(笑)。
結婚指輪を買いに行った煌と明花がでしたが、そこにいたのは煌の元恋人で宝飾店エリアマネージャーの岡本真弓(小林涼子さん)。明花を挑発し、煌にこっそりキス。
ストレートに気持ちを告げる煌に対し、素直になれない明花ですが、嫉妬心はあるようです。壁ドン的な定番ものは散りばめつつも、やや作りが甘いかな。