ドラマ日記『海のはじまり』(第10話)
大学時代、同級生の南雲水季(古川琴音さん)と付き合い、別れた月岡夏(目黒蓮さん)。7年後、水季が亡くなり、海(泉谷星奈さん)という娘がいたことを知り、さらにその父親が自分だと聞かされて…親子の愛を通して描かれる家族の物語『海のはじまり』の第10話。
夏は、3年以上付き合ってきた弥生(有村架純さん)と別れ、娘の海と2人で暮らしていくことを決める。夜、パソコンで「ひとり親支援」の情報を調べている夏は、ふと学習ドリルを手に取り、何も書かれていない名前の欄を見てペンを取り出す。
ドラマ設定上、28歳の夏と30歳の弥生ですが、2歳違いとは思えないぐらい甘ちゃんな夏。とはいえ、自分を振り返ってみれば、もっとガキだったなと思ったりもして。
娘がいることを告白し、転校させないないために、転職を考えているという夏に、会社の先輩・藤井(中島歩さん)がビシッと言ったセリフがカッコよかったですね。
「親がストレスでボロボロになったら、子どもに二次災害だよ。収入、減らない保障あんの?自覚とか、責任とか、そんなんで子ども育たないよ」
中島さんといえば、『不適切にもほどがある!』で、サカエ(吉田羊さん)といい仲になる安森先生役でしたね。朝ドラ『花子とアン』で知られるようになりましたが、小説家・国木田独歩の玄孫というプロフィールも強い。
「誰かの幸せは、誰かの不幸」とか「何かを選ぶとは、何かを捨てること」という厳然たる事実を痛感させられた回。とはいえ、南雲翔平(利重剛さん)が提案したように、4人で小田原で住む選択肢はなかったのかな。家賃代浮かせて、新幹線通勤できるのでは?多少会社から補助も出るだろうし。
結局、海が転校を受け入れ、夏と二人で住む選択。名字も「月岡」姓になることを即決。冒頭の「水季」と「海」が、「さんずい」という「水」で名前が「お揃い」だというエピソードを受けて、名字は夏と「お揃い」がいいという海の話につながりました。
残り2話ながら、次回予告も不穏。どんな風に物語を着地させるのか、まだ見当もつきません。
余談:有働由美子さんと松下洸平さんがMCを務める日本テレビの音楽番組『with MUSIC』に、元SMAPの草彅剛さん・稲垣吾郎さん・香取慎吾さんが登場ということで、初めて見ました。TVerで配信しています。
日テレのお宝映像満載で力が入っているなと思ったら、草彅さん主演のドラマ『フードファイト』の件では、木村拓哉さんのネタもぶち込んできて。誰も深追いはしませんでしたが、ついにここまで来たんだなと。
トドメは、3人が有働さんに突っ込むコーナー。有働さんが日テレのニュースキャスターをしていた際、我慢できずに色々言ってしまう問題では、何度もプロデューサーやもっと上の人に怒られたと告白。さらには『紅白』の話題にかけて、テレビ局の「忖度」をぶっちゃけていました(笑)。