ドラマ日記『石子と羽男』(最終回)
崖っぷちの東大卒パラリーガル・石田硝子(有村架純さん)と、1回で司法試験に合格した高卒弁護士・羽根岡佳男(中村倫也さん)。“石羽コンビ”が誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む、異色のリーガル・エンターテイメント『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の最終回。
石子の父・綿郎(さだまさしさん)はメッセージを残したまま連絡が取れない。一方、警察は大庭(赤楚衛二さん)の弟・拓(望月歩さん)が放火殺人事件の現場で見た「もう一人」の人物を捜すも、手掛かりがつかめず。
放火殺人事件の真犯人だった刀根(坪倉由幸さん)が、不動産投資詐欺は御子神(田中哲司さん)が計画したと証言するも、御子神は巧妙に証拠隠蔽していて、逮捕されず。
そこで羽男たちは、御子神がタバコのポイ捨ての常習者であることに目をつけ、証拠を徹底的に集め、御子神は廃棄物処理法違反で現行犯逮捕。すぐに釈放はされますが、カーボンニュートラルの理事も解任されるなど社会的な制裁を受けることに。町弁らしい「弱き者」たちの戦いぶりでした。
そして、5回目の司法試験受験を決めた石子。トラウマの事故目撃現場で足がすくんでしまいますが、そこに傘を持って現れた羽男。「とっとと受かってこい」を石子を送り出したのでした。中村さんと傘といえば、『この恋あたためますか』での、半分肩を濡らす相合傘シーンが思い出されます。