ドラマ日記『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(初回)
卒業式の日に4階から突き落とされた教師・九条里奈(松岡茉優さん)が、「死にたくない!」と願った瞬間、始業式の日の教室に戻り、真相を突き止めるために、生徒と本気で向き合っていく“新時代”の学園ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』の初回。
鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈は、涙一つ流れぬ卒業式を迎えていた。 巣立つ生徒を上階の吹き抜け廊下から見つめる九条。青く澄んだ空を見つめ、心にある葛藤を吐き出すように溜息をもらし、職員室へ戻ろうとした。その時、九条の背中に強烈な衝撃を受ける。
殺されると思った瞬間、記憶を保ったままで一年前にいた九条。当初は何が起こったのか戸惑っていたものの、様々な記憶と答え合わせする中で、自分が過去に戻っていることを自覚。
1年後、殺されないために何をすべきか。当初は生徒全員に寄り添うと宣言した九条でしたが、鵜久森(芦田愛菜さん)から「それを本心から言っているのなら軽蔑します」と言われたり、貧困家庭の瓜生(山時聡真さん)から50万円を騙し取られそうになったことで、自らの甘さに気が付き。
第二形態に進化した九条に呼び出されたことで、クラスで吊し上げにあっていた鵜久森。実は以前から虐めにあっていて、九条の記憶では鵜久森はその後引き籠りとなり、やがて死を迎える。それを阻止するため、虐めの証拠を押さえ、鵜久森に共に戦い、クラスを変えようと呼びかけ。
「今日は殺される覚悟でここにいる」という九条の言葉に促されるように、これまでの虐めの経緯について、涙を流しながら語る芦田さんの芝居が圧巻。別格扱いなのもわかります。
まずまず面白かったものの、脚本のツバキマサタカという人物の詳細が不明。『この素晴らしき世界』の脚本の烏丸マル太さんも情報が出てきませんし、ちょっとモヤっとしますね。