試行錯誤の末の大成功…今週の『舞いあがれ!』
東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞(浅田芭路さん→福原遥さん)が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ!』の第3週「がんばれ!お父ちゃん」。
父・浩太(高橋克典さん)と兄・悠人(海老塚幸穏さん)が、カレーを作って舞の帰りを待っていた月曜日。舞もお皿を用意するなど、五島暮らしで見違えるほど成長。
登校すると、飼育係の久留美(大野さきさん)から、ウサギのスミちゃんが死んでしまったことを聞かされ、さらに久留美が“ウサギ殺し”の異名をつけられており。
「うさぎは自分の病気を人に隠す」ことを知っていた舞は、久留美にそのことを伝え、安心させました。 「拾われた男」こと松尾諭さんが、久留美の父役で登場。
浩太の経営するネジ工場の苦境が描かれた火曜日。かつて浩太が、飛行機づくりを夢見ていたことを知った舞は、ますます飛行機に興味を持ち、古本屋「デラシネ」で模型飛行機の本を購入。店主役で又吉直樹さん登場。詩集に興味を持った貴司(齋藤絢永さん)は、詩人にでもなるのかな。
舞が模型飛行機づくりに悪戦苦闘する水曜日。仕事の発注を目指して頭を下げ続ける浩太からアドバイスを受けて一歩前進。約束通り、舞を生駒山上遊園地へ連れて行った浩太。思った以上にたくさんの遊具で遊んでいました。大阪の遊園地かと思ったら、奈良県にあるんですね。
粘る浩太は、ついに特殊ネジの試作を持ち掛けられ。納期が短い案件ながら、俄然やる気を見せる浩太。『あさイチ』朝ドラ受けでは「下町ロケット方面」と(笑)。
舞が久留美を“秘密基地”と呼ぶ古本屋に誘った木曜日。一緒に模型飛行機を作って、お互いの距離を縮め、舞は久留美を「名前呼び」。嬉しさを隠しきれない久留美。
一方、短すぎる納期の中、下請け工場仲間に助けを求める浩太。なんだかんだ言いながら、手を差し伸べてくれる件が、短いやり取りながら、感動を呼ぶ展開。ついに、特殊ネジ完成!
特殊ネジの品質が認められ、大量発注がかかった金曜日。舞や久留美たちは、家族を招いて校庭で模型飛行機を飛ばす。高く、長く飛ぶ飛行機に、大人たちも笑顔。
そして10年が経過。浩太の工場は順調で規模拡大。舞の兄・悠人は東大に合格、しかし就職活動状況が不明。舞自身も難波大学へ進学。新歓で人力飛行機サークルに出会い…今週はここまで。
朝ドラとしては異例の子役パート3週間でしたが、飽きることなく過ごせた楽しい時間でした。岩倉家のニーニーがちょっと心配ですが、第4週以降も期待したいと思います。