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ドラマ日記『宙わたる教室』(第6話)

新宿にある定時制高校。理科教師の藤竹(窪田正孝さん)の導きにより、教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、様々な困難が立ちはだかり…実話に着想を得た胸熱の感動ドラマ『宙わたる教室』の第6話。

学会で発表する研究テーマを「火星クレーターの再現」に決めた科学部。再現実験は校内で最も天井の高いコンピューター準備室で行う必要があると分かる。顧問の藤竹は全日制のコンピューター部の部長・要(南出凌嘉さん)に部屋を使わせて欲しいと相談するが、要は頑なに部屋を譲ろうとしない。

毎回、定時制の生徒の一人がフィーチャーされることが多かった本作ですが、今回は全日制の要と岳人(小林虎之介さん)を巡る物語。一触即発と思われた二人の関係性の変化が見どころで、初回からの岳人の成長ぶりも感慨深いものがありました。

子役出身の南出凌嘉(みなみで りょうか)さんは、有名俳優の子供時代を山ほど演じています。風間俊介・生田斗真・玉木宏・村上虹郎・滝沢秀明・濱田龍臣・山崎育三郎・志尊淳・吉沢亮・岡田准一・菅田将暉・山﨑賢人など(敬称略)。『姉ちゃんの恋人』では、有村架純さん演じる主人公の弟役。

元々優秀で高偏差値の高校に進学するはずが、弟が家で暴れたことで受験に失敗した要。弟を恨み、避けると共に、「情報オリンピック」に出場し、結果を残すことで自分の価値を証明しようとしていました。

そんな要に岳人は、「家族を傷つけたくないから、物に当たることもある」「好きじゃないものに、そんなに一生懸命になれないだろう」と気付きの言葉を投げかけます。それは岳人自身の経験と学びから出た言葉でした。

地頭の良い元不良の岳人と、優等生タイプの要に芽生えた友情らしき関係性。コンピューター部の後輩たちに向かって要が放った「あいつらを、お前たちが笑うな」の言葉がそれを象徴していました。

人は簡単には変われないけれど、他人との関係性、「信頼」の中で劇的に変化することもある、ということでしょうか。

余談:TBSラジオ『こねくと』ゲストに、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ)の「7 MEN 侍(セブンメンさむらい)」メンバーである佐々木大光さんが出演していました。グループ名を「ダサい」と言ってしまうなど、かなり面白いキャラでした。爪痕残したな。


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