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ドラマ日記『宙わたる教室』(第5話)

新宿にある定時制高校。理科教師の藤竹(窪田正孝さん)の導きにより、教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、様々な困難が立ちはだかり…実話に着想を得た胸熱の感動ドラマ『宙わたる教室』の第5話。

岳人(小林虎之介さん)、アンジェラ(ガウさん)、佳純(伊東蒼さん)、長嶺(イッセー尾形さん)の4人で正式に科学部が発足。顧問の藤竹は活動目標として、高校の科学部などが研究発表を行う学会への参加を提案する。

伊与原新さんの原作小説は全8章。ドラマは全10話なので、オリジナル回が必要で、今回の第5話「真夏の夜のアストロノミー」がそれ。「アストロノミー」とは天文学のこと。

藤竹から「日本地球惑星科学会」の高校生セッションへの参加を提案された科学部のメンバーたちは、とりあえず「関東高校生科学研究コンクール」の入賞校発表会を見学しますが、レベルの違いに完全に尻込みしてしまい。

しかし、佳純が「諦める理由を捜すのはもう止めたい」と言ったことから、他の部員たちも同意。今までの実験を活かす形で何とかレポートを完成させますが、事務局側から「定時制高校は前例がない」と門前払い。これに藤竹が激怒&猛抗議。このドラマで、窪田さんが初めて声を荒げましたね。

ここで部員外ながら、初回から登場のキャバ嬢で定時制の生徒・麻衣(紺野彩夏さん)がフィーチャーされます。シングルマザーの麻衣が前夫と揉めているところを救った科学部員たち。

門前払いで落ち込む部員たちのために天体観測会が開かれることになり、そこに誘われた麻衣も合流。日々偏見の目に晒されている麻衣が、部員たちに語りかける場面が今週のハイライト。「大事なのは自分が何をしたいかでしょ?」。名言が散りばめられたシーンでしたね。

紺野さんとNHKといえば、『いいね! 光源氏くん し〜ずん2』では紫の上を演じましたし、夜ドラ第1作『卒業タイムリミット』でも主要キャスト。町田啓太さんの『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』にもレギュラー出演しています。

麻衣の言葉に後押しされ、前を向いた部員たち。しかし、一方で藤竹のかつての上司で、因縁があるらしい石神(高島礼子さん)が科学政策振興委員の新委員長に就任。藤竹の動向を聞いて険しい表情。ラスボスか。第6話「コンピューター室の火星」は原作に基づくストーリーのようです。

余談:昨夜放送のNHK『鶴瓶の家族に乾杯』には、大河ドラマ『光る君へ』に、和泉式部役で出演中の泉里香さんがゲスト。『正直不動産』シリーズなど、NHK御用達女優の一人ですね。なかなか楽しい前半でした。


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