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ドラマ日記『べらぼう』(第3話)&『ホットスポット』(第2話)

江戸時代中期、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜流星さん)。お上に目を付けられても、面白さを追求。蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた痛快エンターテインメント大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の第3話。

蔦重は吉原細見の改を行った後も、女郎たちから資金を集め、新たな本作りに駆け回る。駿河屋(高橋克実さん)は、そんな蔦重が許せず激怒し、家から追い出してしまう。それでも本作りをあきらめない蔦重は、絵師・北尾重政(橋本淳さん)を訪ねる。

「吉原細見」の評判は上々だったものの、集客には結びつかず。二文字屋のきく(かたせ梨乃さん)から窮状を聞いた蔦重は、「入銀本」という架空の企画をでっち上げ、花の井(小芝風花さん)の協力を得て、長谷川平蔵(中村隼人さん)から50両引っ張ることに成功。

一部の金は二文字屋に分け与えると共に、本格的に入銀本『一目千本』づくりに着手した蔦重は、絵師の北尾重政に作画を依頼するとともに、自らもアイデア出し。

女郎を花に見立てる趣向で、さまざまな女郎たちが登場。中でも、トリカブトに見立てられた花魁・常盤木(椛島光さん)のシーンでは、客が腹上死。常盤木の妖艶な表情が印象的でした。

完成した『一目千本』のサンプルを、男性客が多く出入りする場所に置いてもらった蔦重。半月後、その効果が現れ、吉原は大賑わい。扇屋(山路和弘さん)に諭された駿河屋は蔦重を呼び戻しましたが、「吉原細見」では協力してくれた鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助さん)は苦々しい表情。

一方の武家パート。田安賢丸(寺田心さん)の白河松平家への養子入り話が再び持ち上がる中、その兄で当主の治察(入江甚儀さん)が苦しみながら死去。一橋治済(生田斗真さん)が操る人形の糸が切れる演出もあり、暗殺匂わせ。

今回も面白かったです。

ビジネスホテルで働くシングルマザー・遠藤清美(市川実日子さん)41歳。ある日、彼女は宇宙人と遭遇し…!?小さな田舎町で、不思議な出来事が起こったり起こらなかったりする、地元系エイリアン・ .ヒューマン・コメディ『ホットスポット』の第2話。

清美は職場の同僚の高橋(角田晃広さん)が宇宙人ということを幼馴染の葉月(鈴木杏さん)と美波(平岩紙さん)に話してしまい…。小学校で教師をしている葉月は、面倒なトラブルに巻き込まれていると言う。清美は葉月のピンチを解決するため、高橋の力を借りるお願いをするが…。

体育館の天井にボールが挟まる「あるあるネタ」を、ここまで面白くするバカリズムさんに感心。バレー部だった葉月は自らが打ち上げるボールで、挟まったボールを取ろうと試みますが、逆に挟まらせてしまい。このままでは生徒たちの卒業まで笑いものにされるピンチ。

そこで、高橋にお願い→拒絶→お願い→渋々引き受けるという流れは今後も続くのでしょうね。幼馴染組は車中でお菓子を食べながら談笑し、高橋は一人で体育館に潜入。超人(宇宙人)的な能力でボールを解放。

ちょうどその時、校庭にミステリーサークルを描く悪戯をしている若者を発見した高橋は、バレーボールと飴ちゃんで成敗。満月をバックにしてやったりの高橋の構図は、『変態仮面』を意識しているのでしょう。いや、角田さんがここまで大活躍するドラマとは思わなかったなあ。


今週も最高でした。

余談:20日放送の『鶴瓶の家族に乾杯』は「べらぼうSP!」と題し、かたせ梨乃さんが長崎県島原市ぶっつけ本番旅の前半。かたせさんがメチャメチャ明るいキャラで、面白かったです。長崎の旅というと、長崎市に向かいがちですが、島原や佐世保、五島列島に壱岐・対馬なども楽しいですよ。


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