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ドラマ日記『全領域異常解決室』(初回)

身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を、「全領域異常解決室」という捜査機関の室長代理・興玉雅(藤原竜也さん)が解決していく本格ミステリードラマ『全領域異常解決室』の初回。

警視庁音楽隊カラーガード出身の警察官・雨野小夢(広瀬アリスさん)は、ある日突然「全領域異常解決室」…“不可解な異常事件”を捜査する世界最古の機関への出向を命じられる。小夢を出迎えたのは、室長代理の興玉雅と局長の宇喜之民生(小日向文世さん)。

雨野が最初に担当することになったのは、8件の「神隠し事件」。服や所持品と血液だけが残され、遺体が消えるというもので、ネット上に「私は神の一柱、ヒルコである」という犯行声明が出され、やがてそれを信じる者も出てきている状況。

直近3件の第一発見者である地下アイドル・松宮瑠偉(吉村界人さん)が警察に目を付けられますが、松宮は自分の動画チャンネルで「ヒルコが見える」と言い出し、チャンネル登録者数は800万人まで膨れ上がり。

結論から言えば、3件は松宮の熱烈なファンたちによる模倣犯。事前に自分の血液を採取し、神隠しに遭ったように偽装。松宮も関与していました。しかし、その内の一人・駿河美鶴(工藤美桜さん)が松宮を独り占めしようとして裏切り、残り二人を殺害。

遺体発見を受けて、松宮の妻・ひより(志田未来さん)が顔出しで生配信。さりげなく自分がデザインしたサングラスを紹介すると共に、妻であることを明かすと共に「ヒルコはいる」と。

そんなひよりを美鶴が殺害しようと近づきますが、松宮が止め。そこに駆けつけた興玉と雨野。松宮は興玉を人質に、美鶴と逃げようとしますが、あっさり制圧され。さらに、ひよりを狙う美鶴を今度は雨野が制圧。最後にもう一捻りあり、美鶴らを唆したのはひよりだったというオチ。

3件の事件については合理的な事件解決としながらも、残り5件の神隠しについてはわからないままで、最終回まで引っ張るのかも知れませんね。藤原さんの落ち着いたトーンの口調が、本作の雰囲気にも合っていました。

何かいわくありげな警視庁捜査一課の荒波健吾(ユースケ・サンタマリアさん)、ただのデリバリースタッフな訳がない芹田正彦(迫田孝也さん)、事件現場に度々現れる豊玉妃花(福本莉子さん)と、色々散りばめてきましたね。

今のところあまり役には立っていない雨野ですが、ヒルコらしき黒い影が見えるようですし、宇喜之からは異動理由を「全決になれるのは素質のあるものだけ」と言われているので、今後その素質が開花し、存在感が増していくのでしょう。

視聴継続。

余談:NHK『ファミリーヒストリー』に俳優の石黒賢さんが出演していました。高校時代、石黒さんに似ていると言われていたなた思いながら見ました(笑)。番組は敗戦時の海軍の決断など、近現代史にも関わる見応えある「神回」でした。


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