女優ノート『白石聖さん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は2021年春ドラマ『ガールガンレディ』に主演する白石聖さん。
正統派な美少女系女優として、『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』(2018年)、『PRINCE OF LEGEND』(2018年)、『I"s』(2018年)などのヒロインとして頭角を現し、『絶対正義』(2019年)の怪演で注目を集めました。
そんな白石さんの作品でまず挙げたいのは、『だから私は推しました』(2019年)。NHKのよるドラ枠に、『天国と地獄』の森下佳子さんが書き下ろしたサスペンス。白石さんは準主役で、ダメダメな地下アイドルを、痛々しくもリアルに演じました。
遠藤愛(桜井ユキさん)は、どん底状態の三十路間近のOL。ある日、ひょんなことから5人組地下アイドルのライブへ。そこで、地味でぎこちない笑顔を振りまいているハナ(白石さん)を目撃。やがて愛はハナを自分の分身として推すようになっていくが、それこそが「オタク沼」の始まりだった。
続いては配信ドラマで、後に地上波放送された『時をかけるバンド』(2020年)。ガールズバンドのサクセスストーリーにラブストーリーとSFが加わった青春音楽ドラマ。白石さんは、『だから私は推しました』の時とは真逆の、勝気なバンドリーダーを好演。
レコード会社からもクビにされた3ピースガールズバンドの前に、突如音楽プロデューサーを名乗る謎の男が現れる。「君たちは120%売れない」と話しかける謎の男(三浦翔平さん)。「なぜ、売れないと決めつけるのか!」と食いかかった彼女たちに、男は「なぜなら未来から来たからだ」と言う。
最後は、白石さんが主演したホラードラマ『恐怖新聞』(2020年)。かつて一世を風靡したつだじろうさんの原作マンガを、『リング』の中田秀夫監督が大胆に改変。ツッコミどころも多かったものの、かなり斬新な作品の仕上がり。血しぶきを浴び、恐怖に顔を歪める白石さんがはまり役でした。
小野田詩弦(白石聖)は女子大生。一人暮らしを始めた途端に、恐怖新聞が届くようになった。最初はイタズラだと思っていた詩弦だが、次々と新聞に書かれた通りの事件が起こり、前途洋々の大学生活が、死と隣り合わせの悪夢へと一変。恐怖新聞は、1日読むごとに100日ずつ寿命が縮まるのだ。
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