鳥居
母の生まれた台湾に、自らのルーツを探る旅に出た時のこと。台北市の中心にある林森公園に鳥居がありました。これは日本統治時代、第7代台湾総督だった明石元二郎を埋葬する時に建てられたもので、なんだか不思議な想いに包まれました。
大学時代の自己紹介の文章に「趣味=神社仏閣巡り」を書いた思い出がありますが、御朱印ブームが起きるはるか以前から、地味に巡っていました(墓地巡りも好き)。
地図で神社を示す記号が示すように、神社と言えば鳥居。何気なく通り過ぎることも多いでしょうが、材質も形状もさまざま。柱の上の乗ってる部分を「笠木」と言いますが、これに反りがないのが「神明鳥居」、反りがあるのが「明神鳥居」と大別されます。これ豆知識。
印象に残った神社の鳥居。まずは福岡編。秋の祭り・放生夜で知られる筥崎宮の大鳥居。鉄筋コンクリート製で、高さ16・25メートル、2本の柱の円周は10・30メートル。この極太の柱が見事でしたが、老朽化により数年前に解体されました。
続いては京都の伏見稲荷大社の千本鳥居。観光番組などでも何度も取り上げられている有名スポットですが、実際にみるとなかなか神秘的。人が途切れないので、写真を撮るのが難しかった思い出。
最後は東京の靖国神社。第一鳥居(耐候性鋼製)、第二鳥居(青銅製)、石鳥居(石製)などいくつかありますが、第一鳥居がやはり壮観。政治的には色々なご意見があるでしょうが、見どころも多く、桜の季節などは特にいいですよ。
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