女優ノート『清原果耶さん』
気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は朝ドラ『おかえりモネ』に主演する清原果耶(かや)さん。
大手芸能事務所アミューズ主催の「オーディションフェス2014」でグランプリを受賞し、芸能入りした清原さん。翌年、朝ドラ『あさが来た』で女優デビュー。いきなりのレギュラー出演で、主人公の夫(玉木宏さん)に密かに想いを寄せる女中役。雪の降る中での失恋シーンは神回でした。
幕末の京都に生まれたお転婆な「あさ」(波瑠さん)が大阪に嫁ぎ、のんきで陽気な夫「新次郎」(玉木さん)と、しとやかで優しい姉「はつ」(宮崎あおいさん)をはじめ、多くの人々に支えられながら、まだ女性が表舞台に出ることが少なかった激動の時代に、実業家として奮闘していく。
その後もNHKドラマに起用され続けてきた清原さん。『精霊の守り人』(2016、2017年)、『なつぞら』(2019年)、『螢草 菜々の剣』(2019年)とありますが、現時点の代表作で主演した『透明なゆりかご』(2018年)は外せない所。『コウノドリ』とはまた一味違う、医療ドラマの傑作。
アオイ(清原さん)は看護師見習いとして「由比産婦人科」へやって来た。いきなり中絶手術の現場を目撃して衝撃を受けるが、はじめて出産にも立ち会い、赤ちゃんの生命力に心を揺さぶられる―。町の小さな産婦人科医院を舞台に、感性豊かな少女の目線で“命とは何か”を問い、見つめてゆく物語。
映画も、主演やヒロイン役を中心に次々と出演。『3月のライオン』(2017年)、『ちはやふる -結び-』(2018年)、『デイアンドナイト』(2019年)、『宇宙でいちばんあかるい屋根』(2020年)、『ジョゼと虎と魚たち』(2020年)、『まともじゃないのは君も一緒』(2021年)など。
最後は、民放ドラマ『俺の話は長い』(2019年)。30代ニート・満(生田斗真さん)を中心にした家族の会話劇で、清原さんはその姪役。安田顕さんや小池栄子さん、原田美枝子さんら名優らを前に、引けを取らない演技を見せました。傑作。
満は喫茶店を営む母(原田さん)に寄生しながら暮らす31歳のニート。ある日、マイホームを建て替える姉(小池さん)の家族が同居することになる。ヘリクツをこきまくるダメ男の、奮闘や挫折やしょうもなさと、それに翻弄されながら絆を深めていくホームドラマ。
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