
太郎・二郎・三郎についてふと考えた
先日、バスの窓から政治家のポスターが見えました。「鳩山二郎」…地元選出の衆議院議員で、元総務大臣の鳩山邦夫さんの息子。叔父は元総理大臣の鳩山由紀夫さん、曾祖父は元総理の鳩山一郎さんとブリジストン創業者の石橋正二郎さんという華麗なる一族。まっ、それはどうでもいいんですが。
ふと気になったのは、「二郎」というお名前。日本人のお名前として、長男から順に「太郎」「二郎」「三郎」と名付けるのは、昔話などで親しみがありますが(輩行名・排行)、自分の同級生を振り返る時、一人もいなかったなと。ずいぶん昔から、実は少なくなってたのではないでしょうか。
現代は少子化ですから、そもそも兄弟がいなければ「二郎」や「三郎」と名付けることはないでしょうし、キラキラネームではありませんが、親もかなり思い入れが強い中で命名する昨今、古来からの定番と思われたこれらの名前も、現在では稀少なのかも。
では有名人はどうか。太郎を一番に、野球の打順風に組んでみました(敬称略)。
1番 山本太郎(政治家で元俳優。大河ドラマ『新選組!』の原田左之助)
2番 坂上二郎(コメディアン。萩本欽一さんとコント55号で一世を風靡)
3番 時任三郎(俳優。『ふぞろいの林檎たち』『Dr.コトー診療所』など)
4番 伊東四朗(俳優でコメディアン。電線マンより『ムー一族』派)
5番 野口五郎(歌手で俳優。『ケイゾク』の早乙女=朝倉役が印象的)
6番 日高六郎(社会学者。行動する学者として戦後市民運動をリード)
7番 深沢七郎(小説家。カンヌ映画祭最高賞を受賞した『楢山節考』も)
8番 宅八郎(オタク評論家。彼が登場した時のインパクトたるや)
9番 源九郎義経(平安時代の武将。幼名は牛若丸。兄は源頼朝)
源義経と言えば、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、菅田将暉さんが演じることになってますね。来年が楽しみです。
余談:健康診断に引っ掛かり、精密検査を受けた結果を聞いてきました。最悪の場合も覚悟はしていましたが、大したことはなく。というわけで、今夜は安心して晩酌タイムです(笑)。