快速朝ドラ‼今週の『カムカムエヴリバディ』
3人のヒロイン(上白石萌音さん・深津絵里さん・川栄李奈さん)が織りなす、ラジオ英語講座と共に歩んだ家族100年の物語、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の第1週「1925-1939」。ストーリー展開の速さが凄まじく、倍速視聴が普通になりつつある現代向きかも。
朝ドラ定番の子役パートからスタートした月曜日。トップバッターヒロインの安子(網本唯舞葵さん)の温かな家族が描かれると共に、兄・算太(濱田岳さん)のラジオ窃盗事件も発生。なんとか大事には至らず。
通常は1週間ほど続く子役パートが終了した火曜日。家業修行に身が入らない算太は、ダンサーになりたいという夢を語り、あっさり大阪に行くことを許されますが、トラブルの予感。視聴者投稿写真コーナーには、前作『おかえりモネ』のヒロイン・百音を演じた清原果耶さんが登場。
松村北斗さん演じる雉真稔が初登場した水曜日。帰省時の手土産に、安子(上白石萌音さん)の店に立ち寄った稔。後日、雉真家から再注文。安子が届けると稔と再会。偶然、外国人に流暢に英語で道案内する稔に驚く安子。ラジオ英語講座を教わる流れに。松村さんの英語がなかなかのものでした。
安子と稔が早くも急接近した木曜日。ラジオ講座を聴き続けていた安子は、稔が気になる様子。偶然、書店で二人は再会。その後、自転車に乗れないという安子の練習につきあった稔。二人は喫茶店デートへ。安子、恋に落ちました。
金曜日、安子の親友のきぬ(小野花梨さん)のアシストで、稔との夏祭りデートが実現。しかーし、稔の弟・勇(村上虹郎さん)の嫉妬交じりの発言で我に返る安子。だがしかし、稔が大学に戻る日、駅に駆け付け、拙い英語で「May I write a letter to you?」で、文通交際がスタートするようです。
にしても、一週間でこれほど速い展開を見せた朝ドラがかつてあったでしょうか、いやない(反語表現)。3人分のヒロインの人生を描かなければいけないので、どうしてもこうなるよなあ。濃縮系(あるいは快速)朝ドラと名付けておきましょう。