禍福は糾える縄の如し…今週の『舞いあがれ!』
東大阪市と長崎県・五島列島を舞台に、空高く飛びたいと夢見る舞(浅田芭路さん→福原遥さん)が、パイロットになるべく努力を重ね、やがて夢の飛行機作りに情熱を燃やす朝ドラ『舞いあがれ!』の第18週「親子の心」。
舞の兄・悠人(横山裕さん)が「うめづ」でお好み焼きを食べていた月曜日。そこに、貴司(赤楚衛二さん)の長山短歌賞受賞の祝いをするため、舞やめぐみ(永作博美さん)も現れて。
さらに、久留美が婚約者・八神(中川大輔さん)を連れて合流。無意識の上から目線で空気が読めない八神の「愛しています」発言に、「愛?…」とボッソと突っ込む悠人が秀逸。八神が他の医師を舞に紹介しようとする件では、貴司に軽い苛立ちが。舞&貴司の恋愛モードは遠からずか。
IWAKURAの試作ボルトの強度試験が、ライバルの朝霧工業で行われた火曜日。久留美と父・佳晴(松尾諭さん)は、八神家との顔合わせ場所に行くも、現れたのは八神の母・圭子(羽野晶紀さん)だけ。
圭子からは破談の申し入れがあり、その際に定職についていない佳晴が一因であるかのように言われ。土下座&すがり付きタックルをかます佳晴。久留美が謝罪する事態に…。
八神が久留美に両親を説得すると約束した水曜日。八神は佳晴に安定した仕事を紹介して、親を納得させようと迷走。どこまでも上から目線の八神に、別れを切り出した久留美。賢明な判断。
菱崎重工の荒金(鶴見辰吾さん)から、航空機部品の品質試験結果が報告された木曜日。品質は十分なレベルながら、工場設備などの比較から、本発注は朝霧工業に。今後、本格的に航空機部品に特化する考えはないかとの荒金の問いに、キッパリと断っためぐみ。
その後、荒金は舞の亡父・浩太(高橋克典さん)が会社の先輩であり、オール日本製の航空機を作る夢を語り合ったことを明かし。そして、IWAKURAに浩太の夢を感じたと。後日、荒金から連絡があり、菱崎重工から自動車部品が正式発注。
一方、悠人はめぐみと会い、IWAKURAの権利書を返却することに。息子の異変を懸念するめぐみ。案の定、悠人の投資ビジネスは上手くいってないことが明らかに。
舞の航空学校時代の同期だった吉田(醍醐虎汰朗さん)と水島(佐野弘樹さん)が“たまたま”「デラシネ」に集った金曜日。二人の近況を羨ましがる舞に、吉田は「パイロットの資格がなくなるわけじゃないし。また飛びたいときに、いつでも飛べる」と励まし。これは、舞のパイロット再びフラグ!?
その頃、五島では「ヤング釣りフェスタ」が大盛況。プライベートで参加したという百貨店の催事係・熊谷百花(尾本祐菜さん)と浦一太(若林元太さん)は意気投合。一太は恋に落ちた模様。さらに百花から、物産展への参加の提案が持ち掛けられ。
悠人はそれまでの26億円の損失を一気に取り戻すも、テレビではインサイダー取引疑惑が報じられ…。次週のサブタイトルは「告白」。一太の「告白」と共に、悠人の「告白」でもあるのでしょう。貴司の「告白」もあるのかな?脚本家は桑原亮子さんに戻ります。
余談:3月21日の『舞いあがれ!』トークイベントに、福原遥さんと共に、「なにわバードマン」の刈谷先輩を演じた高杉真宙さんが参加。終盤のこのタイミングでということは、ドラマ内でも再登場し、重要な役割を果たすんでしょうね。