ドラマ日記 『テッパチ!』& 『ちょこっと京都に住んでみた。』(初回)
人生に行き詰まっていた国生宙(町田啓太さん)が、陸上自衛隊という天職に出会ったことがきっかけで、大切な仲間と出会い、時には恋をし、様々な経験を経て少しずつ成長していく青春ドラマ『テッパチ!』の初回。
宙は、高校時代はラグビー部のエースとして活躍するも、卒業後はその日暮らし。ある日、けんかが原因で警察沙汰になり、工事現場の仕事を首に。住んでいるアパートも家賃の滞納で立ち退きを言い渡される。そんな折、宙はある男から「お前にぴったりな仕事を紹介してやる!」と声を掛けられる。
自衛隊への入り方はいくつかあって。有名なのは幹部を育てる防衛大学校。ほかにも陸上自衛隊高等工科学校などがありますが、本作の対象となるのは自衛官候補生というもので、18歳から33歳までが対象。自分も大学時代に、市谷駐屯地見学に行った際、自衛隊に誘われたことがありました。
自衛官候補生と言っても、全員がバリバリな愛国者ということではもちろんなく。その辺りのことが、宙と同じ班になるメンバーの入隊理由に現れています。宙のように生活破綻寸前の者から、ガンマニアや小説家志望、楽隊希望など。
初回は主人公が自衛隊に入るまでの顛末と、一緒に成長していくメンバーたちの顔見せ的要素、そして自衛隊の基礎知識的なことが、過不足なく描かれ、なかなか面白く仕上がっていました。桜間(白石麻衣さん)の出番が少なかったので、早くツンからデレになる瞬間が楽しみです。
京町屋の大伯父(近藤正臣さん)の家に住むことになった佳奈(木村文乃さん)が、実際にある京都のお店を訪れ、京都に暮らす人たちと筋書きにない会話を楽しむ、ドキュメンタリーテイストを盛り込んだ新感覚ドラマ『ちょこっと京都に住んでみた。』の初回。
再就職も決まり、長期出張で大阪に通うことになった佳奈。今回も秘密の京都に出かけ、不思議な場所と出会います。ちょっぴり成長した佳奈は、おじさんの自転車を使って積極的に京都の街に繰り出します。
京都に着くと、早速おつかいを頼まれた佳奈。それを喜ぶ姿を見て「東京の人は変わってますな」と大伯父。この辺りが京都人的ということなのかな。歴史ある餡子店、豆腐店、味噌店などを周り、実際の店の方らしい人と佳奈の会話が、ドキュメンタリ-風。
その後、大叔父宅にやってきた小山(古舘寛治さん)と吉田(玉置玲央さん)。佳奈が買ってきた食材を使っての宴は、歓迎会ってことなのかな。次回以降、この二人も絡めての展開になりそうです。京都にまた行きたくなりました。