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ドラマ日記『東京サラダボウル』(第4話)

国際捜査の警察官・鴻田麻里(奈緒さん)と通訳人・有木野了(松田龍平さん)のコンビが、日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく、“胃の合う”2人が「言葉」と「心」に向き合う、社会派エンターテインメント『東京サラダボウル』の第4話。

俊の誘拐から日が経ち、東新宿署のみならず警視庁・捜査一課の指揮を執る八柳(阿部進之介さん)や有木野は焦りを募らせる。ワン(張翰さん)は中国人女性と共に、ボランティア(絃瀬聡一さん)から手渡された日本人のパスポートを手に日本人夫婦を偽って念願の大陸への帰国を試みる。

捜査が行き詰まる中、元敏腕刑事の有木野は、原嶋幸次(浜野謙太さん)が売った戸籍を使って、犯行グループが偽造パスポートを作成する可能性に気が付き、八柳を通じて空港に手配をかけます。

中国には俊も連れていくようボランティアから命じられたワンは、その危険性に気が付き、10年間オーバーステイしている自分を犠牲にして、空港から引き返し警察に駆け込む道を選びました。

実はワンの幼い息子・ユーハンも中国で誘拐されており、ワンはその捜索費用のために日本に出稼ぎに来ていたのでした。俊にユーハンを重ね、体重が順調に増えるほど、大切に保護していたワンですが、退去強制処分に。

鴻田の「不法滞在者じゃない。あの人たちも一人一人の人間です」の言葉に、国際捜査係もまとまり、ボランティアを追うことに。そして、留置所に送られるワンに鴻田が贈る言葉。いや、台湾俳優の張翰さんの名演に泣かされました。

そして、前回まで対立しているように見えた八柳と有木野の本当の関係が回想で明らかになると共に、最愛の人である織田覚(中村蒼さん)と有木野の同棲生活スタート時の幸せな頃が描かれました。

全9話の本作の前半終了。いや、今までで一番素晴らしかった回でした。

余談:昨日のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』は放送1000回記念ということで、超人気画家で番組内でも有名人な永山裕子さんがゲスト。過去、音声のみで出演した回も流れ、楽しい放送となりました。ポストカードは永山さんによる贅沢な物。パンダもしっかり描かれています(笑)。


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