2023年春ドラマを総括してみた件
総括と言いながら、ただの感想を徒然と書いてみます。
今期、世帯平均視聴率トップは『ラストマン-全盲の捜査官-』の 12.9%(朝ドラ除く)。オリコンドラマ満足度調査で、最終的に満点でトップに立ったのが『だが、情熱はある』。そして、最も話題を集め、TVer再生回数1位になったのが、奈緒さん主演の『あなたがしてくれなくても』。
セックスレスの二組夫婦の心情を丁寧に描いた本作。昨年主演した『ファーストペンギン!』とは真逆のキャラクターを演じた奈緒さんの演技のふり幅!今後もコンスタントに主演することでしょう。
本作は奈緒さんにとってもそうですが、主要キャスト4人全員の代表作になったように思います。岩田剛典さんや田中みな実さんって、出演ドラマは結構ありますが、代表作はまだなかったような。永山瑛太さんは他にも代表作はありますが、本作もその一つと言っていいでしょう。
今期は奈緒さんはじめ、福岡出身の女優が活躍したクールでもありました。主演作がTVer再生回数2位となった『王様に捧ぐ薬指』の橋本環奈さん。『ラストマン-全盲の捜査官-』の吉田羊さんと今田美桜さん。他にも『ホスト相続しちゃいました』の桜井ユキさんや、『私がヒモを飼うなんて』の井桁弘恵さんが共に主演していました。
期待されながら視聴率的に苦戦したのが、木村拓哉さんさん主演の『風間公親-教場0-』で、平均9.8%とキムタクドラマとしては初の一桁。まあ、視聴率が取れない時代ではあるんですが。演者はよかったんですが、脚本がですね…。
今期含め、最近目立ってきたなという印象があるのが『育休刑事』に主演した金子大地さんと、前クール『大奥』の徳川家光役が評判を呼び、『風間公親-教場0-』でも、唯一の癒しキャラを演じ、見せ場もしっかりもらっていた堀田真由さん。
共にアミューズ所属。数年前は5番手6番手の役が多かったように思いますが、近年は事務所にしっかり推されている印象。堀田さんの場合、同じオーディションでアミュズ入りした清原果耶さんが、朝ドラヒロインまで務めたので、今度は堀田さんの番、という感じなのでしょう。
金子さんの場合は、佐藤健さんや神木隆之介さん、賀来賢人さんらが独立したことも影響があるのかな、などと邪推したりして。
『波よ聞いてくれ』の小芝風花さんは弾けてましたし、NHK「夜ドラ」枠『おとなりに銀河』における八木莉可子さんの目力!『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』は安定の面白さで、岡田惠和さん脚本の『日曜の夜ぐらいは…』も当たりでした。
深夜ドラマも『月読くんの禁断お夜食』、『シガテラ』、『往生際の意味を知れ!』も完走。まずまず収穫のあった2023年春ドラマでした。2023年夏ドラマはもうすぐ!