ドラマ日記『宙わたる教室』&『あのクズを殴ってやりたいんだ』(第2話)
新宿にある定時制高校。理科教師の藤竹(窪田正孝さん)の導きにより、教室に「火星のクレーター」を再現する実験で学会発表を目指すが、様々な困難が立ちはだかり…実話に着想を得た胸熱の感動ドラマ『宙わたる教室』の第2話。
四十歳を過ぎ、夫と娘の後押しを受けて東新宿定時制の高校生になった越川アンジェラ(ガウさん)。しかし2年生になって勉強についていけず、通い続けることを諦めかけた時、担任の藤竹から物理準備室に呼び出される。
「ジャパゆきさん」という言葉を久しぶりに聞いた今回。かつて『愛という名のもとに』(1992年)という名作ドラマがあり、そこに登場したのが、ルビー・モレノさん演じる「ジャパゆきさん」JJ。彼女に貢いだ末に、自殺してしまうチョロを演じたのが、仲野太賀さんの実父・仲野英雄さん。
全日制の生徒・黒田玲奈(鎌田らい樹さん)が、自分のペンケースがなくなったとして、同じ席に座る定時制の池本マリ(山﨑七海さん)を泥棒扱いし始めます。
その後も玲奈はマリを疑い続け、侮辱し、マリが大切にしているペンケースを投げ捨てたため、ついにマリも切れて、カッターナイフを取り出しますが、それを見ていたアンジェラが割って入り、玲奈を倒してしまいます。
玲奈は数週間の怪我を負い、その両親はアンジェラの退学を要求。アンジェラはかつて自分がそうであった教師を夢見るマリのために、自分が犠牲になることを決意しますが、藤竹は「夢に優劣なんてありませんよ」と寄り添い。
マリから全ての事情は聞いたものの、ペンケースの行方も分からず、八方塞の中、岳人(小林虎之介さん)が全日制の生徒の中にいると思われる真犯人に向けて叫び。これによって問題解決。犯人は玲奈の友人で、ペンケースを売ろうとしていました。リア充臭の玲奈が嫌いだったのでしょう。
退学せずに済んだアンジェラは、科学部の噴火実験に参加。なかなか上手くいかない岳人に、米酢ではなくすし酢を提案するという経験知。実験は上手くいき、岳人は大はしゃぎ。藤竹もわかっていながら、黙ってたんでしょうね。
いや、今週も面白かったなあ。
彼氏に逃げられてしまった主人公・佐藤ほこ美(奈緒さん)が、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里(玉森裕太さん)に出会う、ボクサーを目指すアラサー女子 × 沼らせ男が繰り広げるボクシングラブコメディ『あのクズを殴ってやりたいんだ』の第2話。
佐藤ほこ美はあのクズを殴りたいとボクシングジムに入会する。 だが、待っていたのは二週間以内に縄跳び連続500回という厳しい入会条件だった。 ひどい筋肉痛になりながらもノルマ達成のために必死に頑張るほこ美。 そんな中、ほこ美は海里と一緒に仕事をすることになる。
縄跳び500回に向けて奮闘するほこ美を軸に、海里の背景が深堀された回。海里は元ボクサーで、羽根木ジムの会長(渡部篤郎さん)が息子のように可愛がっていたものの、行方をくらましていたこと。
女性から貢いでもらった品物はお金に換え、「ヒラヤマミチエ」という方の口座に、毎月相当な額を送金していること。そして、「海里は人を殺したことがある」こと。恐らくはボクシングの試合で、という事なのでしょうが。
クズ男である海里を殴りたい一心で、ボクシングを始め、海里の周りの女性にもあれこれ口をはさむほこ美でしたが、練習中に絡んできた男たちから救ってくれた海里の優しさに、気持ちが揺らいだところで終了。
余談:NHKスペシャル『ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像』。かなり突っ込んだ内容もあり、興味深かったですが、旧ジャニーズタレントを再起用するための禊という側面もあるのかなと思いました。